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アキュラ最高傑作?NSXを意識したデザインを持つ新型TLX発表!これが売れなきゃアキュラは本当にヤバそう

2020/05/29

| 正直、「欲しい」と思わせる素晴らしいクルマに仕上がった |

さて、アキュラ(ホンダ)がかねてより予告していた新型TLXを発表。

これは「タイプSコンセプト」としてプレビューされていたスポーツセダンの市販バージョンで、美しいクーペスタイルを持つことが外観上の特徴。

エクステリアデザインは「精密さがパフォーマンスを形成する」という新しいコンセプトに基づいており、今後のアキュラの方向性を示すクルマとなりそうです。

なお、「アキュラ(ACURA)」はホンダの上位ブランドという位置づけなのはご存知のとおりですが、そのネーミングは正確性という意味の英単語(Accuracy)から来ているので、ここでアキュラが精密さ(Precision)を押し出すのは至極当然な流れなのかもしれません。

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新型アキュラTLXはスタイリッシュに生まれ変わった

新型TLXの従来モデルに比較して74ミリ長く、しかし全高は15ミリ低く。

これによってずいぶんスタイリッシュな印象へと変化しており、ダイヤモンド・ペンタゴングリル(タイプSコンセプトではフレームレサだったが、市販モデルではフレームが追加)、ジュエルアイLED(レクサスの3眼よりもひとつ多い4眼)ヘッドライト、”シケイン”と命名されたLEDデイタイムランニングランプを保有。

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グリル内部のダイヤモンド状エレメントは放射線状に広がり、バンパー下部左右のダクトはNSXを彷彿とさせます。

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サイドから見ると一層「クーペ」風のフォルムが強調されていることがわかりますが、特筆すべきは「ボンネットが長い」こと。

アキュラによれば、これは新型TLXにおけるひとつの「キー」であり、もっともこだわった部分だそう。

なお、このデザインによって室内空間やカーゴスペースは一切犠牲になっていない、と述べています。

加えてフロントドア中央からリアにかけて登ってゆくラインもデザイン上のアクセントとなっていますが、これによってウエッジシェイプが強調されることに(ホンダ/アキュラは昔からウエッジシェイプを強く意識する傾向にある)。

面白いのは、これを実現するためにフロントドアのハンドルが後部ドアハンドルよりも低い位置にあること(角度まで違う)で、これは4ドアとしてはかなり珍しいデザインだと思います。

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テールランプもデイタイムランニングランプ同様に「シケイン」デザインを採用。

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ちなみにこのTLXにはスポーツグレードの「Type S(タイプS)」が存在することも見逃せませんが、こちらは3リッターV6ターボエンジン(出力は現時点では非公開)が与えられるとアナウンス済み。

ベースグレードには2リッターターボが搭載され、こちらは272馬力を発生するので、当然ながらこれよりもずっと高い出力を発生することになりそうです。※トランスミッションはいずれも10速AT

外観上では(タイプSだと)フロントグリルはじめクロームパーツが「ブラッククローム」へと変更されるほか、フロントバンパー上のエアインレットが大きくなり、リアだとトランクリッドスポイラーやリアディフューザーが専用デザインへ、テールパイプが丸4本出しに。

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さらにはレッドのブレーキキャリパー、20インチサイズの「NSXにインスパイアされたホイール」も与えられ、これまでの(NSXを除く)アキュラにはないアグレッシブな装備そしてデザインを持っていることがわかります。

なお、駆動方式はエントリーグレードではFF、しかしオプションではNSXと同じトルクベクタリング4WD、SH-AWD(スーパーハンドリングAWD)が選択可能。

トップレンジのType Sでは、さらに走りに特化した設定を持つ新世代のSH-AWDが標準装備となるだろう、と言われています。

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新型アキュラTLXのインテリアはこうなっている

そしてこちらは新型アキュラTLXのインテリア。

NSX譲りの「プレシジョンコクピット」デザインを持っていて、内外装ともに強くNSXを意識したことが伺えます。

かなり囲まれ感が強く、安心感を与えてくれそうですね。

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各種操作ボタンも「正確さ」が視覚化されているような高品質な加工を持っていることがわかります。

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内装のトリムはグレードやオプションによって「ウッド」や「カーボン」が選択可能。

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最上位グレードに採用されるセンターコンソールは高品質なアルミニウム製ブラシ仕上げ。

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上位グレードに採用される3Dオーディオのグリルはアルミ製。

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メーターはフル液晶、インフォテイメントシステムは10.2インチタッチ式ディスプレイにて操作し、ステアリングホイールはマルチファンクション。

さすが北米向けブランドだけあって、先進性には最大限の注力を行っているようです。

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シートは高級感とスポーティーさとが同居するもので、アキュラいわく「クラス最大のショルダールームを持つ」。

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全般的に見て、デザインや素材、品質に多大な注力を払ったという印象があり、低迷が伝えられるアキュラの「起死回生の一発」を狙うという強い意気込みが感じられるクルマ。

価格については現行の33,000ドルからちょっとアップして3万ドル中盤くらいからだと発表されていますが(アコードより1万ドルくらい高い)、かなり競争力のあるセダンだと言えそうですね。

参照:Acura

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