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マツダ社長自らがロータリエンジン復活を明言!ただし「発電機」として。あわせてマツダ電動化の未来を語る

| しかしながらマツダは絶対に隠し玉を持っていると思う |

さて、マツダはブランニューモデル「MX-30」を発表したところですが、今回発売されたのはガソリンエンジンを核とした「ハイブリッド」。

しかしながら今年3月に発表された”もともとの”MX-30は「EV」であり、こちらはすでに欧州では9月から導入済み。

なんで日本のMX-30はEVじゃないの?と思っていたところ、マツダは正式に「2021年1月にEV版のMX-30を日本市場にも投入する」と明言していて、さらには「ロータリーエンジン搭載車投入」についても触れています。

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マツダのハイブリッドは「e-SKYACTIV」に名称統一

マツダは今回公開した動画にて、丸本明社長自らが「マツダのハイブリッドシステムについて”e-SKYACTIV”の名称を与え、いくつかのバリエーションが存在する」とコメントしていますが、そのひとつが今回発売されたMX-30に搭載されるマイルドハイブリッド。

加えて発表されたのが「マルチ電動化技術」。

これはロータリーエンジンを発電機として組み込んだシステムを使用するということで、ついにロータリーエンジンが(レンジエクステンダーとしてではあるものの)復活するということになります。

ちなみに欧州で発売されたMX-30のバッテリー容量は大きくはなく、しかしこれは(一般的な使用環境で)日常的に走行するであろう距離、そして製造や廃棄時に環境へとかける負担等を考慮して決定されたといい、つまり「大きなバッテリーを積めばいいわけではない(大きなバッテリーは製造や廃棄において環境負荷がかかる)ということなのでしょうね。

車名バッテリー容量走行可能距離価格
日産リーフ40kWh322km324万円
日産リーフe+62kWh458km416万円
ホンダe35.5kWh220km邦貨換算350万円
VW ID.345kWh330km邦貨換算340万円
BMW i342.4kWh360km543万円
ミニクーパーS E32.6kWh183km邦貨換算335万円
マツダMX-3035.5kWh200km邦貨換算400万円
レクサスUX300e54.3kWh400km(NEDC)?

ただ、一回の満充電当たりの航続可能距離が200kmにとどまるというのはちょっと心もとなく、これを解決するのがレンジエクステンダー(発電機)としてのロータリーエンジンということになりますが、ロータリーエンジンは軽量コンパクト、かつ振動も小さいというメリットがあり、EV用発電機としては大きなメリットを発揮することになりそうです(一方でトルクは小さく、これを動力源とするには不利がある)。

どうなるロータリーエンジンの今後?

そこで気になるのがロータリーエンジンを搭載し、それを動力源とするスポーツカー。

つまり「RX」というネームの復活ということになりますが、これはどうやら「なさそう」。

マツダ自身、世界中そして社内からもロータリーエンジン搭載スポーツカーの要望が多々あることを承知しており、研究に研究を重ね、さらにはいくつかの特許を出願しているものの、もはや残された時間は少なく、規制に対応できるクリーンなロータリエンジン搭載スポーツの実現は難しいと思われ、そして後10年ちょっとで「ガソリンエンジン搭載車の販売が禁止される」国や地域が出てくることを鑑みると、「発売したとしても、モトを取ることができない」のかもしれません。

ただ、スーパースポーツカー的な構造含め、様々な特許も続々出願されており、これらを見ると、「なんかやらかしてくれる」感も拭いきれず、どうしても期待してしますね。

とくにこの特許だと「マルチ電動化技術」だと捉えることも可能であり、「もしかすると」と思ってしまいます。

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参照:Mazda Official Web

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