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マツダは11年前に最後のロータリー搭載車「RX-8」の販売を終了した後もロータリー開発を休まず続けていた!MX-30に搭載のエンジンはスポーツカーにも対応するようだ

投稿日:2023/01/16 更新日:

マツダ

| マツダにはロータリースポーツ発売のための技術と情熱があるが、いかんせん先立つモノがない |

ここはトヨタによる援助を期待したい

さて、マツダはつい先日、ロータリエンジンを搭載した「MX-30 e-Skyactiv R-EV」を発表したところですが、これはいかにロータリーエンジン搭載といえども、エンジンそのものは直接駆動力を発生させるわけではなく、車輪を駆動させるのはあくまでもエレクトリックモーターであり、そのエレクトリックモーターを動かすバッテリーの発電用として駆動するのみという仕組みです。

ただ、マツダは世界で唯一ロータリーエンジンを実用化した自動車メーカーとしての矜持を保つ意味もあるのか、これまで再三にわたり「(駆動用としての)ロータリーエンジン搭載スポーツカー」に関する特許を出願しており、その開発については水面下で継続している、とも言われていますね。

「ロータリーエンジン搭載スポーツカーは我々の夢だが、今はその時ではない」

そして実際にマツダの丸本明社長は「ロータリーエンジン搭載スポーツカーの発売はマツダ全社員の悲願でもあり夢でもある」と述べたことがあり、続けて「ただし、今はその時ではない」とも。

これは「今は、スポーツカーという、利益を取りにくいセグメントのクルマを開発している余裕はなく、今は利益獲得のためにSUVに注力せねば会社が成り立たない」ということを意味しています。

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そして今、マツダのパワートレイン開発部課長代理の野口氏が語ったのもまさに同様の事情であり、「ロータリーエンジンは私たちのシンボルでもあり、ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーは、マツダのエンジニアすべての夢です。ただし今はその時期ではない」というコメントが報じられることに。

ただ、今回同氏が語ったのは「SUV優先」という事情ではなく「電動化を先に進めなばならない」ということで、「電動化モデルの展開が完了し、会社の状態がもっとよくなれば、その(ロータリースポーツの)夢はまた別の機会に考えることができるようになる」とも。

マツダはこれまで「それほど」電動化に熱心ではなかったものの、「各国の環境規制動向、地政学リスクの高まり、CASEに代表される先進技術の飛躍的な発展など、経営を取り巻く環境は大きく変化していることを踏まえ」、昨年11月に、新しく2030年に向けた中期計画と経営基本方針を発表していますが、こういった方向の転換は、トヨタが電動化計画を練り直しているのと同様、想定よりも速く進むエレクトリック化への流れに対応する必要に迫られていることに起因するのだと思われます。

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マツダはロータリースポーツを否定しない

こういったコメントを見るに、マツダ自身はロータリースポーツの可能性を否定しておらず、むしろなんとか発売したいという意向を持っているようにも見えますが、マツダは「経済的事情」のほかにもいくつかロータリーエンジンの問題を指摘しており、前出の野口氏はその問題を大きく3つに分け、「1つは経済性。同時に、航続距離を伸ばすために軽量化すること。そして信頼性を向上させること」とコメント。

ロータリエンジンは通常の(シリンダーを採用する)ガソリンエンジンに比較すると燃費が良くなく、かつ構造上、ロータリーの先端に装着する「アペックスシール」の摩耗など劣化によって(使用とともに)燃費が悪化する傾向にあります。

これが同氏の言う「経済性と信頼性」ということだと思われますが、マツダは11年前に「最後のロータリエンジン搭載車」であるRX-8の生産が終了してからもロータリーエンジンの開発を続けていたといい、現在はポート噴射ではなく直噴を採用して経済性を25%も向上させたほか、ロータリーエンジンはもともとNOx排出量が少ないため、CO2排出量も減らすことができる、とも。

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軽量化についてはアルミニウム製サイドハウジングを採用し、それだけで約15kg重量を削り、信頼性については圧縮比を11.9にまで高めたうえ、アペックスシールの厚みを変更し、これに新しいコーティングを施すことで対応しているのだそう。

この新しい(MX-30に搭載される)ロータリーエンジンは、スポーツカーに適した高いエンジン回転数でも優れた性能を発揮するとのことですが、MX-30 R-EVではバッテリーの発電機として使われるため高回転での使用を想定しておらず、2,450〜4,500rpmの間での使用を前提としているようですね。

現時点ではロータリースポーツの発売時期は全く読めない、もしくは発売すらないかもしれない状況ではあるものの、その実現性を高めているのはトヨタの存在で、というのもトヨタが発表を予定しているGR GT3のロードゴーイングバージョンについてマツダと共同開発になるのではというウワサがあり、これが実現すればマツダは車体の開発コストをトヨタと共同にて負担することで大きく引き下げる事が可能となります。

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そしてそこへ(予めそうできるように設計しておき)今回新しく開発したロータリーエンジンを「3ローター、もしくは4ローター、さらにターボ化」して押し込めばロータリーエンジン搭載のスーパースポーツの出来上がり。

今回の「ロータリエンジン復活」はスポーツカーに搭載するわけでも、駆動用として使用されるわけでもなく、エレクトリックSUVへの発電用として積まれるという、およそ多くの人が期待した形ではなかったかもしれませんが、マツダとしては「そのずっと先」を見ていたと考えてよく、マツダの財政状況の好転、ひいてはロータリースポーツの発売を期待したいところですね。

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参照:Autocar

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