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マツダに「ちょっとめずらしい」リコール届け出。「本来、バックするときに出る警告音が前進時にも出てしまう」。17,600台のCX-90が対象に

マツダに「ちょっとめずらしい」リコール届け出。「本来、バックするときに出る警告音が前進時にも出てしまう」。17,600台のCX-90が対象に

| 近年のクルマは制御が複雑化しているために「予想外」のトラブルも |

そして不具合の多くは「ソフトウエア」に起因するようだ

さて、マツダが「ちょっと奇妙な内容にて」リコールを届け出。

これは「リバース(バック)時に鳴るはずの警告音が、なぜか前進時にも鳴ってしまう」というもので、2022年12月27日~2023年7月5日に製造されたCX-90(17,600台)がリコールの対象として指定されています。

この「警告音」は近接走行音の一種らしい

なお、この「警告音」とは車外に対して発せられるもので、米国では「ハイブリッド車や電気自動車が、低速にてエレクトリックモードで走行した際に発するように義務付けられる」ものだと報じられています。

CX-90は3.3リッターエンジンと48ボルトのマイルドハイブリッドシステムという構成ではありますが、この規制の対象となるようで、リバース時に車外に対して発せられる音が「リバースギア以外でも」出てしまうもよう。

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マツダによると、この問題はAVAS ISBのソフトウェアプログラムに問題があることが原因で、「AVAS警告が不適切な場合、車両の方向感覚の認識に影響を与え、鳴るべきではない警告音が発せられ、事故や傷害のリスクが高まる可能性がある」と説明。

具体的には、パーク(P)からドライブ、パークからニュートラル、ドライブまたはニュートラルからパークにシフトしたときにこの音が出てしまうようですね。

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この問題については、上述の通り2024年モデルのマツダCX-90(防府工場で2022年12月27日~2023年7月5日に製造された)17,600台がリコールの対象となり、マツダがこの問題を知ったのは2023年の4月と5月、車両が組立工場に保管されている間にこの問題を2件発見したのだそう。

現時点ではこの問題起因する事故や負傷者の発生もなく、米国マツダは10月3日までに問題の内容とリコールへの対応について郵送でオーナーに告知を行うといい、AVAS ISBアンプのソフトウェアを再プログラミングすることで問題を解決する、としています。

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