マツダ「EZ-6 ワゴン」のレンダリングがカッコいい。マツダはEZ-6をMAZDA6の後継として発売するのか、となればワゴンの可能性は

｜　マツダは現時点でこのEZ-6をワールドワイドに販売する可能性を示していないが、そのチャンスは大きくはないだろう　｜

そして現在の世界的な「ワゴン市場」の規模を考慮するに、マツダがワゴンを投入する可能性はさらに低そうだ

さて、マツダは先日中国にて新型EV「EZ-6」を発表したところですが、これに対する市場の反応は意外と薄かったようで、「これ欲しい」というポジティブな反応も少なく、逆に「これはいらない」というネガティブな反応もほぼ無いようです。

その理由は定かではないものの、あまりにスマートすぎてインパクトが弱く、そこが現在のマツダが（EZ-6に限らず）抱える課題なのかもしれません。

なお、「インパクトに欠ける」のは現在の多くの中国車も同様で、中国市場の嗜好にあわせた「ツルッとした外観にスリムなLEDライトバー」というデザインを採用したがために、「売らんがためにそのデザインを採用したのに、結果的に差別化できず、さらには目立たず売れなくなってしまった」という現状があるとされ、そのために一部の自動車ブランド（ZeekrやHiPhiなど）は個性の良い独自デザインを採用しているのだとも考えられます。

マツダはEZ-6にワゴンボディを投入する？

それはさておき、今回Sugardesignが公開したのが「マツダEZ-6のワゴンボディ」なるレンダリング。

マツダは現在EZ-6にワゴンを設定するとは発表しておらず、よってこれはデザイナー氏の独創的な作品ということになりますが、その仕上がりは非常に美しく、セダンよりもずっとインパクトがあり「欲しい」と思わせるスタイリングを持つように思います。

ただ、EZ-6が中国専売モデルだとすれば（長安汽車のDeepal SL03をベースにしており、海外市場での規格に対応できるかは不明である）ワゴンボディが設定される可能性は非常に低く、というのも「中国でステーションワゴンは人気がないから」。

実際のところ、中国の自動車メーカーが発表する市販車やコンセプトカーにワゴンボディが存在しない（実際には最近1社だけあった）ことを見ると中国市場でのワゴン不遇の状況がわかるかと思いますが、この環境においてあえてワゴンにチャレンジするメーカーは存在しないかもしれません。

一方、このEZ-6がMAZDA6（アテンザ）の後継モデルとしてワールドワイドに販売されるのであれば、MAZDA6にワゴンが設定されていたことからもEZ-6にワゴンボディが設定される可能性が見えてきます。

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ただ、MAZDA6においてもワゴンボディの販売状況はさほど優れた数字ではなかったとされ、かつ米国市場ではワゴンが売れず（ポルシェも新型パナメーラにおいてワゴンの廃止を明言している）、ワゴンの市場が存在するのは「日本と欧州くらい」。

となるとやはりマツダがEZ-6（あるいはMAZDA6後継モデル）にワゴンボディを設定する可能性は高くはなく、このEZ-6ワゴンは架空の世界にのみ存在する乗り物なのかもしれません。

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参照：Sugardesign