| 「かなり」高い価格設定ではあるが、長期的に見ると利益を期待できるのかもしれない |
ランエボ含め、年々日本車の取引価格は上昇中
さて、三菱の名車「ランサー・エボリューション(ランエボ)」の販売が終了して久しいという状況ですが、今回カナダはオンタリオ州の三菱正規ディーラーが現地向けの「ファイナル・エディション」を147,899カナダドル(日本円で約1300万円)にて販売中。
日本では「正規ディーラーが、新車価格以上で」販売することは社会通念上許されないかと思うものの、欧米の正規ディーラーでは比較的「よくある」事例でもあるようですね(過去にもランエボやレクサスLFAのプレミア価格での販売が報じられている)。※ただし現行モデルだと欧米でも許されない行為なのだと思われ、あくまでも販売終了モデルに限定されるようだ
-
アメリカの三菱正規ディーラーがランエボⅧ(デッドストック)にプレミアを乗せて販売。1100万円ナリ
|日本ではこういった現象は考えにくい | 三菱の正規ディーラー(アメリカ)が走行わずか14キロのランサー・エボリューションⅧを1100万円で販売中。これは2006年に生産され、輸送時に走行した以外走っ ...
続きを見る
このランサーエボリューションの走行距離はわずか99キロ
このランサーエボリューション・ファイナルエディション(2015年モデル)を販売しているのは「ベイウエスト三菱」。
見たところ社屋(ショールーム?)の一角に特別な仕切りを設けて展示しているようです。
このランサーエボリューション・ファイナルエディションは世界で3100台、カナダでは350台のみが販売されたという希少車で、しかもこの個体は内装のシリアルプレート「CA0350(カナダ向けの350番)」が示すとおりに「最後の1台」。
さらに走行距離はなんと99km!
このランサーエボリューション・ファイナルエディションは文字通りの「新車」そして「未登録」であり、かつ保管はエアコンにて温度と湿度が管理された室内ということもあり、コレクション、そして投資物件としては理想的な一台かもしれません。
ランサーエボリューション・ファイナルエディションはこういった仕様を持っている
そしてこのランサーエボリューション・ファイナルエディションのボディカラーはホワイト、そしてルーフはブラック。
その多くは通常のランサーエボリューションと同様ですが・・・・
トランクには「FINAL EDITION」のバッジつき。
ホイールはメタリックグレー塗装のBBS製です(レッドのブレンボ製ブレーキキャリパーは標準のランエボと変わりはない)。
インテリアもベースとなるランサーエボリューションと大きな差異はなく、レッドのコントラストステッチ採用と、件のシリアルプレートの有無のみ。
搭載されるエンジンは2リッター直4ターボ、出力は(カナダ仕様の)295馬力から307馬力へと増強されています。
トランスミッションはもちろんマニュアル(5速)、そして駆動方式は4WD。
アメリカだと、同じランサーエボリューション・ファイナルエディションが830万円くらいで販売された事例があるそうですが(こちらのシリアルナンバーはとくにキリの良いものではなかった模様)、年々ランエボ含む日本車の取引価格は上昇を続けており、そしてランエボは復活の見通しが立たない完全なる絶版車ということもあり、今回の1300万円という価格でも買い手がすぐに見つかるのかもしれません。
合わせて読みたい、ランサーエボリューション関連投稿
-
三菱の英国法人が歴史的に価値の高い車両14台を競売へ!ランエボ限定モデルに加え、ジープ、そしてワンオフのカスタムカーも
| ランサーエボリューションの限定モデルは相当な高値を付けそうだ | 三菱の英国法人がそのコレクションから14台をオークションに出品する、と発表。その理由は不明ですが、内容を見ると歴史的に価値のあるク ...
続きを見る
-
ランエボが復活したらこうなる!デザイナーがダイナミックシールド顔、ボルテックスジェネレーター付きの「ランエボ11」を公開
| このデザイナーはよく分かっている | プロダクトデザイナー、アダン・ロペス氏が「新型ランサーエボリューションが登場したら」という設定のレンダリング「ランサーエボ11(XI)」を公開。ランサーエボリ ...
続きを見る
-
超希少、ランサーエボリューションIVの限定モデル「FQ-320」を懸賞で引き当てた男。その24時間後には単独事故にてランエボを廃車にしてしまう
| よくあるといえばよくある出来事ではあるが | さて、英国にて、「懸賞でランサーエボリューションIXを引き当てたのち、わずか24時間以内に廃車にしてしまった」男が登場。この懸賞は「Dream Car ...
続きを見る
参照:CARSCOOPS