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日産「GT-R NISMO GT3」2018年スペック発売。価格は6000万円、信頼性と耐久性が大きく向上

2018/06/01

| 2018スペックは信頼性と耐久性をアップ |

日産がGT-Rのレーシングカー、「GT-R Nismo GT3 Customer Racing」2018年モデルを一般(カスタマーチーム)向けに販売開始。※NISMOによる製品ページはこちら
2015スペックから3年ぶりのアップデートとなりますが、エンジンはVR38DETTのまま、しかし出力は550馬力以上に。
トランスミッションは新設計の6速シーケンシャルとなっており、さらに2015-Specに対して全長やホイールベース、トレッド、重量の変更がある、とのこと。
価格はホンダNSX GT3と同じ6000万円、販売とサポートはニスモが行い、デリバリーは2019年1月ごろとアナウンスされています。※日産からのプレスリリースはこちら

エンジンはついにドライサンプ化

2018スペックについてはエンジン、サスペンション含むビークルダイナミクスの向上に主眼が置かれ、ボディ剛性向上を狙って新しいクロスメンバーの装着、重心改善を狙いエンジンを後方かつ下方へと移動、耐久性向上を狙ったブレーキのアップデート(AP製)、新設計トランスミッション採用、ダウンフォース向上、ドライサンプ化(むしろ今までドライサンプじゃなかったのが不思議)、そして専用設計のエアコンもオプション設定されて長丁場のレースを走りやすくなったとしています(ポルシェ911GT3 Rはエアコン標準装備)。

変更範囲は少ないように思えるものの、日産(ニスモ)いわく「耐久性と信頼性が向上した」としており、プロフェッショナルにとっても、そしてジェントルマンドライバーにとっても扱いやすいクルマに仕上がっているとのこと。

加えて「どんなサーキットでも、どのブランドのタイヤを使用しても」GT-Rならでは優位性を発揮しうるとしており、進化というよりは、いわゆる「深化」なのかもしれません。

全長は4832ミリ、全幅2036ミリ、重量は1285kg、そしてGT3の規定に従い駆動方式は「FR」(PDFカタログはこちらに公開)。

なお、NISMOのページには「GT3」カテゴリについて記載があり、下記に抜粋。
ほかGT3参戦用車両としては「ランボルギーニ・ウラカンGT3」「ホンダNSX GT3」「ポルシェ911GT3 R」「ベントレー・コンチネンタルGT3」「アストンマーティン・ヴァンテージGT3」などが発表されています。

FIA(世界自動車連盟)が定めるグランドツーリングカー部門の車両カテゴリーのひとつ「GT3」。このGT3規格のレースは、自動車メーカーが開発したレース専用車両と指定部品で登録し、GT3規定のBMWやポルシェ、アストン・マーチン、ランボルギーニ、メルセデス、アウディなど、 世界の名だたるスポーツカーメーカーがこぞって開発しています。 このFIA GT3車両が出場できるGTレースが世界各国で急増しており、NISSAN GT-R NISMO GT3の活躍を全世界で見ることができます。

GT-R ニスモ GT3に動画も公開中

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