| 出力は1150馬力、タービン真上のボンネット裏面の「焼け」が発熱の凄まじさを物語る |
GT-Rは意外とこういったカラーが似合うようだ
さて、オーストラリアは日本と同じ右ハンドル国ということもあって日本車の人気が比較的高いようですが、やはり他の国同様、日産スカイラインGT-Rに対して強い関心を持つユーザーやチューナーが多く、今回もそういったチューナーによる作品が話題となっています(GT-Rを最初にゴジラと呼んだのもオーストラリアのカーメディアだった)。
この日産R34 スカイラインGT-Rはシドニーのマートゥークス・レーシングによって製作されたもので、最大の特徴はそのミリタリーっぽい「サンドベージュ」のボディカラー。
これまでにも(ランボルギーニなど)いくつかのスーパーカーではこういったサンドベージュを取り入れたカスタムカーがありましたが(意外やスーパーカー x ミリタリーは定番でもある)、GT-Rでこういったカラーのクルマは見たことがない、と思います。
エンジンルームには巨大なタービン
このGT-Rのボディカラーは見ての通りサンドベージュ、そしてアクセントはブラック。
ヘッドライトなどレンズ類にもスモークが入り、かなり引き締まった印象です。
ちなみにナンバープレートは「DSRTEGL(デザートイーグル)」。
エンジンルームを見る限りでは、一旦車体をすべて分解してオールペンがなされたもよう(エンジンヘッドカバーもサンドベージュにペイントされている)。
もちろん、その段階ではスポット増しなど根本的なボディ補強が図られているものと思われます(ぼくだったらそうする)。
搭載されるエンジンはRB26DETTをボアアップした「3.2リッター」。
おまけにツインターボを廃止して巨大なシングルターボへと置き換えられ、吸気系やインタークーラーも強化されているようですが、おそらくは相当なドッカンターボだと思われ、どんな走りを見せてくれるのかが気になります。
ちなみにタービンがある方のヘッドライトは冷却用エアを取り入れるためにカスタムされており、ボディ中央側が大きく口を開けることとなっています(法規上、ライトを装着しないわけにはゆかないので、プロジェクター式ヘッドライトが埋め込まれている)。
ボアアップ、タービン交換によってこのGT-Rは1,150馬力を発生するといいますが、タービンの発生する熱はハンパないものと見え、ボンネットの裏面の「タービンに近い部分」が焼けているところからも、その熱の凄まじさが想像できますね。
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