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トヨタ「スポーツカー三本柱の最後は安価なクルマになるだろうと皆予想しているだろうが、それは違う」。スープラ、86に続くスポーツカーは”安くない”模様

2019/03/09

200万円以下の「S-FR」は望めそうにない

トヨタのスポーツ車両統括責任部長、多田哲哉氏は以前にトヨタのスポーツカーに対して「三本柱を構築」と語っていますが、現在の「スープラ」「86」に続く第三のスポーツカーが何になるのかは今のところ不明。

これまでにも「セリカ」「MR2」そして「FR-S」といった話も出ているものの、過去にはスープラが「長兄」、86が「真ん中」になると述べられており、よって第三のスポーツカーは86の下ということになりそうです。

第三のスポーツカーは「安いクルマではない」

なおS-FRについては「発売直前まで」話が進んだと言われるもなぜか計画はキャンセル。
その後トヨタがマツダと提携したことで「マツダ・ロードスターベースで」計画が復活するかと考えたものの、今のところそれもないようですね。

そして今回、多田哲哉氏がカーメディア、Evoに語ったところでは「ほとんどの人が、三本柱について「小さな末弟」、そしてもっとも求めやすい価格を期待しているだろう。だが、状況によって安価なクルマを作る必要はなく、そもそも安価なスポーツカーを作ることは難しい」。

その真意としては安価なスポーツカーでは利益を出すことは難しく、というのも安価なスポーツカーであっても上級車スポーツカーと同等のコンポーネントや安全装備を使用する必要があり、価格を安くできないということのようですね。

スポーツカーは小型であっても出力が高いので、それに対応できる品質を持つパーツを使用する必要があり、ブレーキなど安全装備もそれは同様。

なお、多田氏は以前に86はターボパワーに耐えられないとして現行86にはターボを積めないとも述べており、つまりは「高いポテンシャルを持たせるにはコストがかかる」ということだと思われ、その意味でも「安くスポーツカーを作れない」ということなのでしょうね。

そう考えると次期86がもしターボを積めば現行よりも「高くなる」ということを意味するのかもしれず、「第三の」新型スポーツカーが登場したとしても、ターボエンジンを積めばまた「高いクルマに」ということになりそうです。

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