
| もしトヨタがランドクルーザーの「超高級オープンモデル」を発売すれば、価格にかかわらずけっこう売れるような気がする |
やはり中東におけるランクルへの愛情は深すぎた
さて、マイナーチェンジ前までの生産可能台数をすべて受注してしまったとして現在受注がいったん終了したとされるトヨタ・ランドクルーザー(LC300)。
そしてランクルは代々中東にて愛され続けてきたことが知られ、数々のカスタムが生み出されていますが、今回なんとインスタグラム上にて「ルーフをバッサリ切り落としてオープンにしてしまった」ランクルが投稿され、そのあまりの完成度の高さ、そしてエレガントぶりを披露することに。
ランドクルーザー・コンバーチブルはこんな仕様を持っている
このランドクルーザー・コンバーチブルについて多くのことはわかっていませんが、画像を見るにAピラー以降のピラーとルーフをバッサリとカットしており、車体強度や安全性確保、そして後部ドアの支柱として機能すると思われるロールバーが追加されています。
そして内装はタンレザーへと貼り替えられ、ロールバーにもレザーが巻かれているもよう。
なお「ルーフ」の開閉はできないようで、2本のロールバーの間に天幕が張られており、乗員はこれによって日差しを防ぐということになりそうです(その意味では、コンバーチブルという表現は正しくないかもしれない)。

そしてフロントとリアにはガードバーが装着され、追加でのLEDランプ/ライトバー、後部にはジェリカンを装備するなどアドベンチャー風味も満点。
かなりヘビーデューティーな仕様ではあるものの、ホワイトのボディカラーとタンカラーの内装がこの車両をエレガントに見せ、まるでシークなど王侯貴族が砂漠をまたいでレジャーに出かける際に乗る「高級サファリカスタム」といった印象すら受けます。

事故車を改造したという説も
なお、このランドクルーザー・コンバーチブルのボディサイドにはなんらかの文字とマークが描かれており、もしかすると現地のツアー会社(観光客向けに、砂漠を走るツアーがある)がキャンペーン用に作った可能性も。
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しかしいかにキャンペーン用だとしても、現在非常に人気が高く、高額で取引されるランドクルーザーのルーフをぶった切って不可逆的な改造をわざわざ行うとは考えにくいという意見もあり、そういった人々からは「事故車のランクルを安価に購入し、再生がてらカスタムしたのでは」という推測も出ています。
たしかに中東ではランドクルーザーがらみの事故は少なくはなく、よってこういった見方も的を射ているのかも(同インスタグラムアカウントにはランクルの事故車も多く投稿されている)。
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中東にはランドクルーザー、レクサスLXのカスタムカーが少なくはない
なお、中東でランドクルーザーが愛されていることは上述のとおりですが、そのため様々なカスタムが存在し、以前にはそのレクサス版であるレクサスLXのオープンモデル(鷹匠向けのエレガント仕様)が公開されたことも。
ちなみにこういった改造を行っても現地では合法に走ることができるといい、法規制がユルいこともあってハードコアなカスタムの人気が高いのかもしれません。

そしてさらにはランドクルーザー「6輪」カスタムの存在も報じられていますが、いずれのカスタムに共通するのも「豪華仕様」となっていることで、これは他の国や地域におけるランドクルーザーのカスタムとはまったく異なるところだと思われます。

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参照:lc300.qa(Instagram)