| 「カストロール スープラ」はいまや90年代、そしてモータースポーツにおける一つのアイコンである |
カストロールがプロモーションを行うには、これ以上の手法はないだろう
さて、今年初め、ブラッド・ケセロウスキー選手が1990年代のモータースポーツシーンにおいて”象徴的”なカストロール・トムス・スープラに敬意を表したカラーリングを持つフォード・マスタングでNASCARに参戦していますが、今回はオーストラリアのスーパーカーチーム、ティックフォード・レーシングが「さらに当時のスープラに近い」カラーリングを施したマスタングを発表し今週末のレースで戦う、と発表しています。※ただし一部のスポンサーロゴは現在の同チームのスポンサーに変更されている
なぜフォード・マスタングがトヨタ・スープラ風に?
これらのほかにも「カストロールのカラーリングが施された」マスタングが存在したものの、今回のティックフォード・レーシングによるマスタングはそれらの中でも「もっとも90年代のカストロール・スープラに近く」、しかしこれはやや奇妙にも思えます。
しかしながら実際にこのカストロールはティックフォード・レーシングチームのスポンサーを務めていて、そしてこのカラーリングは「カストロールカラー」をフィーチャーした最も象徴的なものであり、よってカストロールが宣伝効果をより高めようと考えるならば、これは「もっとも適した戦略」だと言えるかもしれません。
カストロールは長年トヨタのモータースポーツ プログラムのスポンサーを担当し、1990年代の世界ラリー選手権での車両はこのグリーンとレッドで彩られ、全日本GT選手権では2001年にパートナーシップが終了するまでスープラGT500がこの象徴的なカラーリングを誇っていまが、「グランツーリスモ」によって、このセリカGT-FourとスープラGT500が世界的に知られるようになり、ひとつのアイコンになったと考えていいのかもしれません。
この「カストロール」マスタングは、今週末メルボルン郊外のサンダウン サーキットで開催されるサンダウン500で初戦を飾ることになりますが、レースでは大きな声援を集めることとなるのは間違いなさそうで、そしてティックフォードはレースに先駆け、(ドライバーの)トーマス・ランドル選手がグランツーリスモを起動し、車両選択画面にてこの「カストロール・マスタング」を選択した後に「実車の走行風景に切り替わる」というユニークな動画もインスタグラムに公開しています。
「今年はじめにレースを走ったブラッド・ケセロウスキーのフォード・マスタングNASCARのデザインは素晴らしく、しかしティックフォード・マスタング・スーパーカーでも同様に見えると思います。今からレースを走るのが楽しみでなりません。」
トーマス・ランドル
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