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前半分はバイク、後ろ半分はランボルギーニ。世にも奇妙なトライクが完成しお披露目される

2019/03/23

個人オーナーがカスタムビルダーにオーダーした模様

数々の奇妙な改造、レプリカは多々あれど、今回紹介するバイクはそれらの中でもトップクラスに「どうしてこうなった」な一台。

これはドイツのカスタムバイクビルダー、Boss Hoss Cyclesによって製作されたものですが、構造としては3輪つまり「トライク」で、エンジンはなんとシボレー・コルベットからスワップした6.2リッターV8(445馬力)。

パワーウエイトレシオはケーニグセグOne:1を超える?

とくにベースとなったバイクは無いようで、フレームをイチから作成してそれにエンジンやフロントフォーク、リアセクションを組み付けたということなりそうですが、これは「顧客のオーダーを受けてつくった」ものだそう。

それにしても「445馬力のV8を足の間に挟んで走る」というのは乗ってみたいような恐ろしいような気分ですが、車体重量が445キロ以下であれば、そのパワーウエイトレシオは「1以下」ということになりそうですね。

とりあえず前はアメリカンスタイルのバイクっぽい感じで、後ろは見たまんまの「ランボルギーニ・アヴェンタドール」。

ただしこの「アヴェンタドール」は実車をカットして取り付けたのではなく、バイクにあわせてダウンサイジングがなされており、しかしその細部を見るに「なかなかの出来」。

ボディカラーはマット仕上げのメタリックグレー、そしてエンジンはハンドル周り、リアホイールなどはブラックに統一され、全体的なカラーセレクトも渋く決まっています。

このホイールは本物のランボルギーニ・アヴェンタドールからの流用のようですが、ブレーキディスク、ブレーキキャリパーは別のクルマから拝借したと見受けられます。

リアウイングやテールパイプもなかなかの再現度を持っており、その技術は「相当なもの」。

なお、なぜこれをオーダーしたオーナーさんが「アヴェンタドール風のトライクを作ろう」と考えたのかはわからないものの、もしかすると実際にアヴェンタドールのオーナーさんなのかも。

以前にはランボルギーニ・アヴェンタドールSVのオーナーさんが「アヴェンタボート(かなりの部分にランボルギーニ純正パーツを使用している)」を製作した例がありますが、世の中には本当にいろいろな人がいるものだ、と思い知らされますね。

あのランボルギーニ純正パーツを使用して作られた「アヴェンタドール風ボート」が販売中。2億4000万円ナリ

ランボルギーニは実際にバイクを作っていたことがある

ちなみにランボルギーニは実際にバイクを作っていたことがあり、これはほとんど知られていない事実。
その名も「デザイン90(1986年)」というもので、ボクサー・バイクスがカワサキのエンジンを使用して製造したものです。

ただ、このデザイン90はランボルギーニ本体が設計したものではなく、当時ランボルギーニのオーナーだったミムランが、ランボルギーニの業績を回復させるにはなにか別のことを、と考えて異業種へと進出した産物。

デザイン自体はカウンタック25thアニバーサリーにインスパイアされたものだとしており(となると外装デザインはランボルギーニ本体か?)、エンジンは130馬力を発生、そして車体重量は170キロ。

発売当時の価格は1500万円くらいで、25台が製造される予定だったそうですが、実際には6台の生産に留まった(それでも6台が売れたんか・・・)という記録が残っています。

VIA:Rideapart

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