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BYDが中国にて「元(ATTO)UP」を発売。オシャレなコンパクトSUVで現地価格は208万円。BYDの新たなベストセラーとなる可能性も

BYDが中国にて「元(ATTO)UP」を発売。オシャレなコンパクトSUVで現地価格は208万円。BYDの新たなベストセラーとなる可能性も
BYD

| たしかにこの価格でこのレベルのクルマを出してこられると他国の自動車メーカーはもう対抗できない |

BYDの勢いを止めることは非常に難しいだろう

さて、日本でも販売が好調な中国の自動車メーカー、BYD。

今回ニューモデル「元(Yuan)UP」を中国市場に投入すると発表していますが、これは日本含む他国でも販売される可能性があり、新たなるBYDのベストセラーになるのでは、と言われています。

ちなみにBYDは本国だと「ダイナスティ」「オーシャン」という2つのシリーズを持っていますが、この「元」はダイナスティシリーズに属しており、そしてダイナスティ(王朝)シリーズにはそのネーミングから想像できるように、漢、宋、秦、唐、元という中国の5つの王朝から取ったサブシリーズがラインアップされています。

「元 UP」は「ATTO」のバリエーションとして世界へと進出する可能性も

なお、「元(Yuan)」シリーズのうち、Yuan Plusは「ATTO 3」として中国外で販売されており、これは日本にも導入されているモデルの一つとしても知られています。

よって、同じ元シリーズである元 UPも「ATTO」のひとつのバリエーションとして国外で販売される可能性も否定できず、もしかすると日本にも導入されることになるのかもしれません(ATTO3と同じe-Platform 3.0 アーキテクチャを採用しているのでお互いに競合する可能性も否定できないが、元 UPのほうがよりSUV色が強い)。

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この元 UPはBYDが採用する最新のデザイン言語「ドラゴンフェイス」に基づいており、ちょっと前に発表された「宋(Song)L」に近い雰囲気を持っており、スリムなエアインテークとアンダーガード風デザインを備えるフロントバンパーに細長いヘッドライト(クリスタルヘッドライト)とそれに連続するグリルが目を引きます。

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サイドでは樹脂製のフェンダーアーチにやはりアンダーガード風のサイドステップ、フローティングデザイン風ルーフが特徴に。

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リアだと中央に凹みがあるルーフスポイラー、「∞」っぽい発光グラフィックを持つ立体的な内部構造を持つテールランプ、やはりアンダーガード風露ロワーパーツを持つリアバンパーが特徴的(”2つのボックス”が反復して用いられている)。

元 UPの車体寸法は全長4,310ミリ、全幅1,830ミリ、全高1,675ミリ、ホイールベースは2,620ミリで、FF(70kW)もしくは4WD(130kW)の二種類で、バッテリーサイズは32kWhと45.1kWh、航続距離は301〜401km。

なお価格は約10万元(日本円だと約208万円)に設定されていて、つまりは「非常に安価」であることがわかりますが、単なる移動手段として考えた場合、非常に魅力的な選択肢のひとつであることは間違いなさそうですね。

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参照:Car News China

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