ジェネシス（ヒュンダイ）のSUV、GV80が大人気！ジェネシスのセダンをすべて合計したよりも多くを販売し2021年3月には販売記録も達成。やはり「タイガー・ウッズの事故」がプラスに働いた？

｜　まさかあの事故が販売に貢献するとは思わなかった　｜

さて、ヒュンダイの高級ブランド「ジェネシス」のSUV、GV80が売れまくっている模様。

ジェネシスは2021年第1四半期に8,200台を売り上げたそうですが、（個別の販売台数は公開されていないものの）GV80はジェネシスのセダンすべてを合計したよりも多くの台数を販売したと発表されており、アメリカ風に言うならば「パンケーキのように」ホイホイ売れているということになりますね。

ちなみにプレミアムSUVの好調ぶりは各ブランドでも伝えられており、ベントレーだとベンテイガ、マセラティだとレヴァンテ、ランボルギーニだとウルスが「現場の体感上では全体の60−70％くらい」売れているとも言われます。

ジェネシスブランドは販売好調

なお、ジェネシスブランドは現在販売好調だと報じられており、2021年第1四半期の販売台数は昨年同期比で108％増加。

3月だけに限っていうと前年比で3倍（昨年3月は米国で最初にロックダウンが実施されている）となっている、とのこと。

ジェネシスの販売が伸びた理由として、もちろん商品力の向上もあるかとは思うものの、例の「タイガー・ウッズの事故」による影響が大きいのかもしれません。

ちなみにこの事故について、当初は「ジェネシス車でトップアスリートが事故」ということで当初はジェネシスに不利に働くものと思われましたが、現場の検証を行った警官たちが口を揃えて「生きていたこと、そして致命的な怪我を負わなかったことが不思議」だと語ったことでむしろ「ジェネシスがタイガー・ウッズを守った」という方向へ動くことになり、一気に知名度と信頼性を上げることに。

これがジェネシスの販売に寄与したことは想像に難くなく、GV80の人気に結びついた可能性もありそうですね。

ジェネシスはまだまだ伸びしろがある

なお、ジェネシスの「8,200台」というのはプレミアムカーブランドとしては「多くはない」数字で、たとえばインフィニティは19,000台、アキュラとキャデラックは37,000台オーバー、レクサスは75,000台。

これに比べるとジェネシスの8,200台はかなり少なく、しかしまだジェネシスは「車種自体が少ない」ために当然といえば当然かもしれません。

ただしジェネシスは今後多くのモデルを投入する計画があり、とくにエレクトリックモデルに注力するとも言われているため、ラインナップの拡充とともにその販売規模を拡大するものと思われます。

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