市販車史上もっとも「真っ黒」？ヒョンデ・クレタにエンブレムやヘッドライト、ウインカー、ホイール、ウインドウもブラックな「ナイトエディション」追加

｜　ここまでブラックを貫き通すとは、ヒョンデもなかなか振り切ったな　｜

限定台数は900台、その装備を見る限りではけっこう価値が高いモデルだと言っていい

さて、ヒョンデはブラジル市場向けに「クレタ（Creta）」なるクルマを販売しているそうですが、今回はそのクレタの特別仕様「クレタ Nライン ナイトエディション」を発表。

これは見てのとおり「真っ黒な」仕様を持つことが特徴ですが、あまりに真っ黒だとしてぼくの中で話題となっています。

なお、「ブラック」をテーマにしたオプションパッケージやグレード、特別仕様車は世の中に多々あり、様々な自動車メーカーが「ブラックパック」「シャドウパッケージ」「ブラックバッジ」「ナイトパッケージ」等の名称にて様々な仕様を展開しているのはよく知られるところですね。

それでもクレタ Nライン ナイトエディションは黒かった

ただ、そういった各社の「ブラック」をテーマにした仕様の多くは「ブラックアクセント」が付与されるにとどまり（ボディカラーがブラックでないこともある）、しかしこのクレタ Nライン ナイトエディションは文字通りの真っ黒。

これはブラジル市場向けに900台限定で発売されるモデルだといい、ステルス性の高い外観に加え、充実した装備と最もパワフルなエンジンを搭載したSUVです。

さらにこのナイトエディションは、クレタNラインのスポーティなボディキットをベースに、ワイドなグリル、ボンネットスクープ、ディフューザーを備えた特別仕様のバンパーを装備しており、もともとのクロームメッキはすべて廃止され、バッジやエンブレムを含むすべてが黒くペイントされることに。

ハブキャップにNのエンブレムをあしらったブラックの18インチアルミホイールもクレタ Nライン ナイトエディション専用の装備となり、スモーク仕様のヘッドライトとテールライトもやはりこのモデルならではのパーツです。

クレタ Nライン ナイトエディションのインテリアでは装備が充実

クレタ Nライン ナイトエディションの室内に目を移すと、ナイトエディション専用の8スピーカーBoseプレミアムサウンドシステムと、001から900までのシリアルナンバー入りドアシルがこのモデルの目玉となっていますが、レッドステッチを施したブラックのシート、グロスブラックの各部アクセント、Nエンブレム、パノラミックサンルーフなど、通常のNラインから引き継がれるものも。

そのほかオートエアコン、運転席ベンチレーションシート、6エアバッグ、ヒュンダイ・スマートセンスADASスイートなどが装備され、見た感じだと「フル装備」といったところです。

ボンネットの下には、自然吸気2.0スマートストリームフレックス燃料エンジン（いわゆるバイフューエル仕様）が搭載され、LPG燃焼時には169馬力 / トルク202Nm、通常のガソリン燃焼時には159馬力を発生する、とのこと。

なお、「N Line」のバッジが装着されるだけあってサスペンションとステアリングが変更され、ドライビングダイナミクスが向上しているともアナウンスされており、なかなかに魅力的な限定車だと思います。

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