レクサスが北米にてLC500”インスピレーション”シリーズを設定。
これは定期的に設定されている限定モデルですが、今年のLC500インスピレーションシリーズは、昨年に日本でも発表された「航空機にインスパイアされた」レクサスLC“AVIATION”とほぼ同一の仕様を持っているように見えます。
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LC「インスピレーションシリーズ」としては第5弾
なお、今回のモデルにて、北米市場のLCに”インスピレーション”が設定されるのは通算5回め。
特徴としては「オブシディアンブラック」のボディカラー、21インチサイズの鍛造ホイール、カーボンルーフ、そしてLC“AVIATION”と同じく専用デザインのリアウイング。
そのほか、フロントグリル、ヘッドライト、テールランプ、各部ガーニッシュは「ダーク仕上げ」。
反面、ルーフ左右の「日本刀イメージ」だとされる細長いパーツ、テールパイプはシルバーのまま。
このあたりもブラックにしてほしかったと思うものの、逆にシルバーであるからこそ他の部分が引き立つのかもしれません。
ヘッドライト周りの加飾もダーク仕上げ。
テールランプ周辺もダーク仕上げ。
フロントグリルもブラック。
やはり特徴的なのはリアウイング
専用デザインとなるリアウイングには”空気の流れを運動性能および乗り心地に利用する「空力操安技術」”が用いられており、その素材にはカーボンファイバーが採用され、LFA工房の職人によってひとつづつ製作されるまさに「特別仕様」。
その形状は航空機に用いられる空力技術を応用したもので、一般的な自動車用リアウイングは「ダウンフォース」獲得を目的としているのに対し、今回のリアウイングについては車両側面のエアの流れをコントロールすることでヨーレスポンスの向上、なめらかな車両姿勢の変化を実現する、とのこと。
要は航空機の「ウイングレット」を再現したということになりますが(ただし下向き)、車体側面後方に渦を生成し、空気抵抗低減、気流巻き込み抑制を実現するようですね。
そのほかトルセン式デフ、ヤマハ製パフォーマンスロッドが装着されているとアナウンスされており、もともとベースとなるレクサスLCの2021年モデルにおいてはスタビライザー、スプリング、サスアームが変更されて「より濃密な路面とのコンタクトが可能になった」ということと相まって、このレクサスLCインスピレーションはいっそう上質な走りが楽しめそうですね。
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レクサスLCインスピレーションのインテリアはこうなっている
そしてこちらはレクサスLCインスピレーションのインテリア。
やはり日本で発表されたLCアビエーションと同じくブラックアルカンターラにサドルタンが組み合わせられています。
そのほかの特別装備ではアルカンターラ巻きのステアリングホイールとシフトレバー、カーボンファイバー製スカッフプレート、マークレビンソン製13スピーカーサラウンドサウンドシステムが装着されている、とのこと。
シートベルトはブラウン、そしてリアシートのセンターにもブラウンのライン入り。
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