| ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの納車が刻々と近づく |
さて、納車がカウントダウンに入ったぼくのランボルギーニ・ウラカンEVO RWD。
すでにランボルギーニ大阪さんへと入庫しており、現在納車に向けて整備中であることはお伝えしたとおりですが、今回登録が完了して車検証(の写し)が届くことに。
ここからのアクションとしては「任意保険の手配」であり、これが終了するとあとは納車を待つだけというステータスとなります。
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ランボルギーニの購入から納車まではこういった段取りとなっている
ここで簡単に、今回のランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの注文から納車前後までの段取りを記すと下記の通り。
今回は3台目のランボルギーニなので「勝手がわかっている」ということになり、商談~注文の期間が短くなっていますが、通常は商談から注文までの間に試乗を行ったり支払い計画を考えたりという一連の行動が入ってくるものと思われます。
ランボルギーニ・ウラカンEVOの納車まで
1.商談(2020年2月)
2.それまで乗っていたウラカンの売却(2020年2月)
3.注文(2020年2月)※通常はこの前に試乗をすることになるが、この時点ではまだ試乗車が到着していないので見切り発車
4.保証金の支払い(2020年2月)※車種やディーラーによっても異なるが、今回は車両価格の10%
5.本国イタリアで生産(2020年9月?)
6.日本に到着(2020年10月)
7.印鑑証明の取得、車庫証明のための書類等を準備(2020年10月/委任する場合はディーラーにて用意してくれる)
8・残金の支払い(2020年10月)
9・登録(2020年11月)
10.任意保険の手配(2020年11月)
11.納車(2020年11月)
12.コーティング(2020年12月)
とにかく現時点では保険の手配を行い(いくらになるのかちょっと怖いな・・・)、その後に納車、そしてちょっとカスタムしてコーティングに出して一段落ということに。
なお、納車後にはなんらかのイベントを開催しようと考えていたのですが、まだまだコロナウイルスが猛威をふるっている現状でもあり、開催についてはその是非を思案中です。
ランボルギーニの車検証のナゾ
そして今回のランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの車検証を見てみると、その重量は「1600kg」。
ちなみにランボルギーニによるウラカンEVO RWDの公称値は1389kgなので、車検証記載の重量はこれよりもかなり重いということになりますが、これはランボルギーニというか一部スーパーカーの通例のようなもので、ちょっと解説を要するところ。
まず、自動車の重量については一般に「乾燥重量」「車両重量」「車両総重量」というものがあります。
ここで順番に見てみましょう。
自動車の重量表記について
- 乾燥重量・・・オイルやガソリン、冷却水などを入れていない状態
- 車両重量・・・オイルやガソリン(満タン)、冷却水を入れて走行可能とし、しかし工具やスペアタイヤなどの付属品は載せていない状態
- 車両総重量・・・車両重量に対し、乗員を乗せたと想定した状態
なぜランボルギーニは「乾燥重量」を採用?
つまり、ランボルギーニの公称値「1389kg」というのは乾燥重量ということになりますが、ランボルギーニはじめ多くのスーパーカーメーカーがこの表記を採用するのは、「レーシングカーの重量表記について、この方法が採用されているから」だと言われ、(ランボルギーニはそうではないけれど)そのルーツがモータースポーツにある、ということを示しているのかもしれません。
そしてウラカンEVO RWDの場合、この乾燥重量に対し、エンジンオイル、トランスミッションオイル、デフオイル、ブレーキフルード、冷却水、ガソリン等を充填すると1,600kgになるということですね(211kg増えている)。
ただ、日本での一般的な表記については、車検証を見ても分かる通り(乾燥重量ではなく)「車両重量」「車両総重量」が採用されていて、ここにその相違が現れる、ということになります。
そしてここで注意が必要なのは、1,500kgを境にして自動車重量税が変わるということ。
よって、ランボルギーニの公称値を見て「1,500kg以下」の税率だと思っていても、実際には車検証記載の通り「1,500kg以上」の税率が適用されることになるのは要注意です(はじめてランボルギーニを購入したとき、ぼくはこれで「えぇ・・・」となった)。
参考までに、日本だと乗員の体重は「一人55kg」と定められており、ウラカンは2人乗りなので、車両重量に対して110kgが加算されているわけですね。
ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの前後重量配分はこうなっている
なお、ぼくがいつも(車検証にて)気にするのは「重量バランス」。
ランボルギーニ・ウラカンEVO RWD「の場合はフロント640kg、リア960kgとなっていて、これは「40:60」。
参考までに、以前に乗っていたガヤルドLP560-4の車両重量は1610kg、前後重量配分は710kg/900kg(比率では44:56)。
直前まで乗っていたウラカンLP610-4では1610kg、前後荷重は670kg/940kg(42:58)。
ここでちょっと意外なのは、ウラカンEVO RWDは4WDではなくRWDなのに重量がさほど軽くなっていない、ということ。
さらに言えば、ガヤルドLP560-4とウラカンLP610-4との重量も同じですが、ウラカンではモノコックの半分程度がカーボンファイバーへと変更されていることを考えると、これはちょっと意外な数字ではありますね。
そしてもちろん、ウラカンEVO RWDはフロントにデフ、そしてドライブシャフトがない分フロントが軽くなっているものの、リアの重量が重くなっていて、これはもしかすると排ガス規制に対応するために触媒のサイズが大きくなっているからなのかもしれない、と考えたりします(実際のところはわからない)。
ほかのクルマの車検証上の車両重量は?
そこで参考までにですが、先日まで乗っていたポルシェ718ケイマンの車両重量について、車検証に記載される数字は公称値通りの1390kg。
つまりポルシェは公称値について、ランボルギーニやフェラーリとは異なり、乾燥重量ではなく、ガソリンや油脂類を充填した重量を採用している、ということになりますね。
なお、ポルシェ718ケイマンの前後重量配分は44:56で、かなり理想値に近いということがわかります。
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ポルシェ718ケイマンの車検証を見てみよう。重量は公称値通りの1390kg、前後重量配分は44:56
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もう一つ参考までに、718ケイマンの前に乗っていたアウディTTはの車両重量は1370キロで、これもカタログ値とまったく同じ数字。
重量配分はフロント830キロ、リア540キロなので、60%がフロントにかかっているということになります(ただし着座位置を考慮すると、2名が乗車すればけっこう理想値に近づくとも考えられる)。
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アウディTTの登録が完了。車検証上の重量はカタログ値通り、フロントには60%の荷重
アウディTTの登録が完了。 車検証上の重量は1370キロで、これはカタログ値とまったく同じ数値ですね(結構珍しい。大体は車検証上の数字の方がカタログ値よりも重い)。 なお車軸の重量はフロントは830キ ...
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