｜ ウブロ×ベルルッティのコラボ腕時計は世界限定100本、価格は3,058,000円 ｜
さて、ウブロ×ベルルッティのコラボによる新作腕時計が発売。
両者のコラボレーションはすでに4年目に突入していますが、今回は文字盤のみならずベゼルにもレザーが使用されており、「ベルルッティ色」の濃い一本となっています。
なお、ベースとなるモデルもこれまでのクラシック・フュージョンではなくビッグ・バン ウニコが採用され、さらにはデザインにベルルッティのクリス・ヴァン・アッシュが参画している、とのこと。
ビッグ・バン ウニコ ベルルッティ コールドブラウンはこんな仕様を持っている
今回発表となったビッグ・バン ウニコ ベルルッティ コールドブラウンの大きな特徴は「（部分的に）スケルトンダイヤルを採用している」ということ。
そのためにダイヤルの中央部分をくり抜いていますが、スモールセコンドの再現など非常に精緻な作りをもっており、これはベルルッティ側からの参加なくして実現できなかっただろうと思わせる仕様ですね。
カラーは「コールドブラウン」
ヴェネチアレザーのカラーはその名の通り「コールドブラウン」。
独自の染色技法「パティーヌ」による、ベルルッティならではの深い色合いが特徴的です。
ベゼルにもビスを避ける形でレザーが貼られますが、「剥がれたりしないのか」「水は大丈夫なのか（10気圧防水）」とちょっと心配に。
ただしコラボレーションも4年目に突入していますし、なにより125年の歴史を持つベルルッティのことでもあり、問題ないのだと思われます。
ベルルッティ（Berluti）はこんなブランド
ベルルッティはイタリアの職人がフランスにて興したブランドで、まずは靴からスタート。
現在ではバッグやベルト、キーホルダー、ウェアなど多くのアイテムを手掛けますが、その発展は1960年代に4代目当主を引き継いだオルガ・ベルルッティ（マダム・オルガ）の功績が大きいといい、パティーヌを完成させたり、「タトゥー」の採用や、グリーン、イエローという「メンズらしくない」カラーを取り入れたのもマダム・オルガだと言われています。
愛用者にはフランソワ・トリュフォー、アンディ・ウォーホル、ロマン・ポランスキー、ケネディ一族らが名を連ねたといい、著名人を招いたイベントではシャンパンをたしなみつつ、シャンパンで靴を磨いたという逸話も。
その製品にはデカデカとロゴが入っているわけでもないのに、ひと目見て「あ、ベルルッティ」と一瞬でわかる識別性も持ち合わせており、持つ人の品格を高く見せ、「ルイ・ヴィトンやグッチといったメジャーブランドとは一味違う」高級さを演出してくれる製品でもありますね（正直、ベルルッティを身に着けている人に対し、ぼくは畏敬の念を抱いてしまう）。
現在はルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループ傘下となっており、今回は同じくLVMHに属するウブロとのコラボレーションが実現した、という運びとなっています。
話をビッグ・バン ウニコ ベルルッティ コールドブラウンに戻すと、ケース径は45ミリ、ケース素材はブラックセラミック（マイクロブラストによるマット仕上げ/部分的にポリッシュ）。
ストラップはラバーとレザーとの複合素材です。
ウブロは常に革新を求める
なお、ウブロは高級腕時計業界に「ラバー」を持ち込んだり、これまでもセラミックやサファイアクリスタルと行った異素材との組み合わせにて腕時計を構成したりという「新たなる挑戦」を続けていますが、今回のビッグ・バン ウニコ ベルルッティ コールドブラウンもまた、ウブロのそういった思想”アート・オブ・フュージョン”がいかんなく発揮された製品と言って良さそう。
なお、画像だとわかりにくいものの、ダイヤルのレザーは「2枚のサファイアクリスタルによって挟まれている」とのこと。
ムーブメントは自社製のキャリバー「MHUB1242」、パワーリザーブが72時間。
当然ながら裏面スケルトン仕様です。
ビッグ・バン ウニコ ベルルッティ コールドブラウンは専用ケース入、世界限定100本
このビッグ・バン ウニコ ベルルッティ コールドブラウンの価格は305万8000円、販売についてはまずウブロブティックにて先行して行われ、その後には全国の正規販売店にて扱われる、とのこと。
ただし世界限定100本という希少な製品でもあり、入手はなかなか難しいかもしれませんね。
ボックスにはウブロ、そしてベルルッティのサインが入り、ベルルッティのシューホーン（靴べら）、キーリング、トラベルケースも付属しています。
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参照：Hublot