まさかのパープル文字盤！タグ・ホイヤーが「モナコ パープルダイヤル リミテッドエディション」を限定発売。ベルト裏のパープルもセクシー

｜ まさか現時点では流行る素振りもない「パープル」を発売してくるとは ｜

デザイン上のインスピレーションは「色あせたブルーダイヤルのモナコ

さて、新作が出るといつも「買おう」と思いながら未だに1本も買ってないタグ・ホイヤー「モナコ」。

ちなみにぼくはスクエア型やトノー型の腕時計がけっこう好きで、それは「身に付けると意外とカッコいいから」。

実際のところ、このモナコも（当時の）ホイヤーがスポンサーを務めるレーシングドライバー、ジョー・シフェールが「栄光のル・マン」撮影にモナコを身に着けてゆき、そこでスティーブ・マックイーンがこの腕時計を一見して気に入り、その後映画全編にわたり着用したことから一躍その名を轟かせることになっています（ジョー・シフェールは、スティーブ・マックイーンのドライビングコーチ、そしてスタントを請け負っていた）。

つまり角型の腕時計というのはそれほど希少かつインパクトがあるもので、感覚値としては（アップルウォッチを除くと）角型ケースの腕時計は全体の1％にも満たないかもしれず、そのぶん人に与える印象がちょっと特殊ということですね（たしかに、スクエア型腕時計を身に着けている人を見ると「やるな」と思う）。

角型ケースの代表格といえばモナコ

そして角型ケースを持つ腕時計の代表格といえばやはりモナコ。

そのほか有名どころだとベル＆ロスのBR01やBR03、ジャガールクルト・レベルソがありますが、やっぱりその知名度をを考えるとモナコに軍配が上がるかもしれません（歴史でいえば、レベルソのほうがモナコより38年も古いけれど）。

そんなモナコですが、最近は「グリーンダイヤル」「ブラック＆ゴールド」、さらにはモナコ初の「チタンケース」もラインアップに追加するなど積極的にバリエーションを拡大していて、そして今回登場したのはなんと「パープル」。

正式名称は「タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 パープルダイヤル リミテッドエディション（CBL2118.FC6518）」、価格は84万7000円、限定わずか500本のみ。

ケース素材はステンレススティール、ケース径は39ミリです。

現在腕時計の流行といえばグリーン（カーキ）もしくはダークブルーであり、こういったパープルを発売しているメーカーはほぼ皆無に近く、よってタグ・ホイヤーは「大きなチャレンジ」を行ったと考えて良さそう。

文字盤（ダイヤル）はパープルそしてサンレイ仕上げのグラデーション、スモールダイヤルはブラックという渋い仕様を持ち、これだと「やらしい」感じがせずにいいんじゃないかと考えています。

ちなみにこの「パープル」について、タグ・ホイヤーが過去に発売したブルーダイヤルを持つモナコが「経年劣化にて」パープルのように見え、それが面白い表情を持っていたことにインパイアされたのだそう。

インデックスとハンズ（針）はロジウム仕上げ、夜光塗料はホワイトのスーパールミノバ。

ベルト裏にもまさかのパープル

裏蓋はスケルトン仕様となっており、サファイアクリスタルの窓からは「キャリバー02」が覗きます（自動巻き、パワーリザーブ80時間）。

なおブラックのローターに記される文字もパープル、そして驚くべきはストラップの裏側が「パープル」ということ（ちょっとセクシー）。

ストラップはアリゲーター（ブラックステッチ）、そしてフォールディングバックルもステンレススティール製。

ちなみにぼくはタグ・ホイヤーの腕時計で一番悩むのは「ストラップ」。

アリゲーターやカーフはぜんぜんぼくに似合わないので（腕時計を購入したとしても）すぐに交換することになるかと思いますが、タグ・ホイヤーの腕時計に似合うストラップはなかなかなく、ミラネーゼブレスもしくは（トム フォードみたいな）編み込みレザーがいいだろう、とも考えています（アフター品のストラップがなかなか似合わないのはブライトリングも同じ）。

このタグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 パープルダイヤル リミテッドエディションについてはオンラインでの販売はなく、一部店舗での販売に絞られるそうですが、最近はこういった販売方法が増えてきたように思います（販売店に利益を落とすための戦略なのだと思う）。

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参照：TAG Heuer