![ロレックス・デイトナ禁断のフルスケルトン+サファイアカスタム!スイスの工房による「アローラ・チャレンジ」公開](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2022/09/Rolex-Daytona.jpg)
| ロレックス・デイトナのカスタムもどんどん多様化している |
今回はスイスの氷河をイメージした「アイス」仕様
さて、ロレックス・デイトナはじめサブマリーナーなどのカスタムを行うスイスの腕時計工房、アルチザン・ドゥ・ジュネーブ。
いずれも顧客の求めに応じて製作されるもので、入手するためには長い「納期待ち」の列に並ぶ必要があります(腕時計は持ち込みとなる)。
これまでにも「リュウズガードを削ってレトロなデイトナ風」「経年劣化風」など様々なカスタムが公開されてきたものの、今回は「透明感を追求した」氷河を連想させるデイトナ(116500)がリリースされることに。
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ロレックス・デイトナのカスタム「アローラ・チャレンジ」はこんな腕時計
そこでこのデイトナのカスタム「アローラ・チャレンジ」を見てみたいと思いますが、これはスイスのアローラ氷河をイメージしたもの。
これを発注したオーナー自身が「氷河の探索に情熱を注ぐ」探検家だといい、何度も訪れたアローラ氷河の「凍てついた洞窟特有の青さ、透明感、素材のぶつかり合い、時間から切り離された独特の場所」というイメージを腕時計に反映させたかったと語っています。
![ag_arolla_sketch](https://live.staticflickr.com/65535/52352049700_a1ac83bc78_c.jpg)
そこでまず考えられたのが「クリスタルの純度とブルーの色合い」。
これを実現するために腕時計全体の透明度を高め、「アローラ」プロジェクトの各ディテールを決めていったといいますが、アローラ氷河に見られる「氷河と岩肌」のように、異なる素材の共存も重要なファクターとして取り入れられています。
![2](https://live.staticflickr.com/65535/52350675372_e33c902cbf_c.jpg)
そのためブルーサファイアの文字盤、ローター、ハンドスケルトンのムーブメント部品、サンドブラストにて再現されたラフな外観など、あらゆる素材・ディテールそして仕上げが用いられることに。
![ag_arolla_real_dial](https://live.staticflickr.com/65535/52351869893_0950b154c9_c.jpg)
そしてアローラのクリスタル感を具現化するために用いられたのが天然素材のサファイアで、これはダイヤルだけでなく、ベゼルにも用いられています(これだけの個数のサファイアの色味を合わせるのはかなり難しかった遠思われる)。
![ag_arolla_dev_sertissage](https://live.staticflickr.com/65535/52351624616_8bf97ba4d4_c.jpg)
ベゼルのインサートに用いられる天然のブルーサファイアは数少ないハイジュエリー専門の職人がインビジブルセッティング行っていますが、これに要したのは「何百時間」。
![ag_arolla_signatures_bezel](https://live.staticflickr.com/65535/52352049800_5aa85471b0_c.jpg)
さらにベゼルとダイヤルとのカラーの組み合わせにも数十回というテストが行われた、とのこと。
![ag_arolla_signatures_dial](https://live.staticflickr.com/65535/52351947439_470b7d5403_c.jpg)
このブルーサファイア文字盤もアルティザン ドゥ ジュネーブにとっては大きな一つの試練になったといい、その素材の脆さゆえ実用化までに要した研究開発機関は「数年」。
盤面にはホワイトのスケール、そして数字が描かれます。
![ag_arolla_real_dial](https://live.staticflickr.com/65535/52351869893_0950b154c9_c.jpg)
多くの場合、アルティザン ドゥ ジュネーブではもともとの文字盤をくり抜いて「スケルトン文字盤」を成形しますが、今回のアローラ・チャレンジにおいてはもとの文字盤を使用せず、全く新規に(サファイアクリスタルで)文字盤を作ったようですね。
![ag_arolla_col_closeup_counter](https://live.staticflickr.com/65535/52351947364_1f8295babf_c.jpg)
スモールダイヤルの外周にはリングが装着され、針のデザインも一新。
![ag_arolla_closeup_counter_blur-1](https://live.staticflickr.com/65535/52351869783_4b5ee02707_c.jpg)
ローターも透ける都内図加工されており、この「X」は氷河の峰を連想したものだと紹介されています。
![ag_arolla_signatures_rotor](https://live.staticflickr.com/65535/52350675417_cbd914cb12_c.jpg)
ムーブメントはもともとのキャリバー4130を使用するものの、スケルトン化による鑑賞に耐えうるよう面取り、研磨、サンドブラストといった一連の技術が採用されることに。
![ag_arolla_real_back](https://live.staticflickr.com/65535/52351624751_858b27fd6f_c.jpg)
ストラップはスイスのラバーBとの共同開発となり、文字盤の色とマッチさせたクリアブルー。
![ag_arolla_real_strap](https://live.staticflickr.com/65535/52351624586_5628ae2c18_c.jpg)
ロレックス・デイトナ「アローラ・チャレンジ」を紹介する動画はこちら
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