ゼニスが新作デファイをリリース。限定レインボー仕様の「デファイ 21 クロマ II」、流行のアイスブルーを取り入れたデファイ・スカイライン

｜　ゼニスは自社の伝統に対して流行を組み合わせるのが非常に上手い　｜

今回は「レインボー」「スケルトンダイヤル」「アイスブルー」を取り入れる

さて、大人気のゼニス デファイに新しい限定モデル「デファイ 21 クロマ II（DEFY 21 CHROMA II）」が登場。

ホワイト（49.9014.9004/01.R953）500本、ブラック（49.9013.9004/21.R952）500本がそれぞれ限定にて販売され、価格はいずれも1,991,000円に設定されています。

デファイ 21 クロマ IIはこんな腕時計

そこでこのデファイ 21 クロマ IIを詳しく見てみたいと思いますが、ケースは44ミリサイズのセラミック。

表現しているのは「レインボー」で、これは近年の腕時計におけるひとつの流行ですが、たとえばウブロではこれを宝石にて表現するものの、ゼニスではペイントや蒸着、そしてステッチでこれを表現しているわけですね（そのぶん価格が抑えられている）。

ブラックになるとまた印象が少し変わり、カラーパーツが用いられる部位もホワイトバージョンとは異なるもよう。

こういった「ムーブメントのパーツに着色」といった手法はスウォッチが好んで行っているものの、今後は（オープンワークダイヤルを持つ）高級機械式腕時計ブランドにおいても一般的になってくるのかもしれません。

シースルーバックから見える巻き上げローター、そしてパーツもカラフル。

ムーブメントはもちろん、かの「エル・プリメロ」。

なお、ゼニスがルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループに収まった後に、（数年の猶予をおいて）エル・プリメロを始めとするムーブメントをロレックス含む他社への供給を停止していますが、これが正解であったのかどうか今となってはちょっとナゾ。

というのも、エル・プリメロの供給を絶たれたことで他社がエル・プリメロを超えるような自社ムーブメントを開発していて、そのために「エル・プリメロとはなんだったんだ」的な風潮が発生してしまい、結果的にエル・プリメロの価値が下がってような気がするため。

逆に、もし今でもロレックス・デイトナのためにエル・プリメロを提供し続けていれば、「あのデイトナに積まれている」ということで評価を維持できたようにも思うものの、このあたりは結果論であって実際のところを判断することはできないのがもどかしい、といった感じです。

それはともかく、デファイ 21 クロマIIを実際に身につけるとこう。

腕時計は「身につけるまではわからない」ものではありますが、デファイは比較的どんなファッションスタイルにも合わせやすい腕時計だという認識を持っています。

ホワイト版だとこう。

ゼニスは流行の「アイスブルー」をデファイ・スカイラインに採用

ゼニスは非常に流行に敏感であり、これまでにも数々のトレンドを自社製品に取り入れてきましたが、今回は「アイスブルー」文字盤採用のデファイ・スカイライン（03.9300.3620/15.I001 / 1,078,000円）を発表。

ケースサイズは41ミリのステンレススティール、サンバースト仕上げの文字盤上にはゼニスの「星」が再現されています。

ブレスレットはスチール、そしてラバー（アイスブルー）両方が付属しており、もちろんインターチェンジャブル。

さらにはオプションにてカラフルなラバーストラップが多数登場しており、「着せ替え」が楽しめる仕様となっています。

実際に装着するとこう。

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参照：ZENITH