| このところゼニスは非常に活発に新作を発表し続けている |
デザイン、素材、加工のバリエーションが拡がり、製品の魅力も大幅に向上
さて、1965年創業という古い歴史、そして(ロレックス・デイトナにも採用された)名機エル・プリメロを開発したことで知られるゼニス。
現在はルイ・ヴィトン筆頭のLVMHグループに属しており、今回は同グループの開催するLVMHウォッチウィーク2023にて人気シリーズ「デファイ」の新作を発表しています。
そこでざっとゼニスの新作腕時計を見てみたいと思いますが、まずは限定モデルの「デファイ エクストリーム グレーシャー(95.9201.9004/25.I001 / 3,014,000円)」。
グレイシャーとは「氷河」という意味を持ち、文字通り氷河を連想させる美しいホワイト、そして淡いブルーというカラーコンビネーションを持っていて、ケースとブレスレットはチタン、プッシュボタンのガードとベゼルにはカルセドニー原石が採用され、これは天然の風味を生かしているために1本1本色合いが異なるのだそう。
ケース径は45ミリとけっこう大きく、存在感の強い一本です。
ちなみにこの「デファイ エクストリーム」系はプッシュボタンやガードのデザインがカッコイイ、と思います(オーデマ ピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフに似ているという件は抜きにして)。
デファイ スカイライン スケルトン
こちらは「デファイ スカイライン スケルトン(03.9300.3620/79.I001 / 1,408,000円)」。
ファセットカットのベゼルを持つ41ミリケース(ステンレススティール)を採用しており、ムーブメントはもちろんエル・プリメロ。
こちらはカラー違いの「03.9300.3620/78.I001」で、ともにクイックストラップチェンジ機構を持ち、画像のステンレススティール製ケースのほか、ラバーブレスも付属します。
なお、このデファイ スカイライン スケルトンは、1960年代のデファイの八角形のケース形状にインスパイアされたデザインを持ち、「現代の都市景観」をイメージしたもの。
ゼニス(ZENITH)そのものは「天頂」という意味を持ちますが、ゼニスはそれを表す「星」をそのシンボルに用いているほか(文字盤はもちろん、リューズや自動巻きローターにも再現されている)、デファイシリーズだと「スカイライン(都市や山岳の輪郭線)」、「ミッドナイト」といったストーリー性のあるネーミングを採用し、そのネーミングと腕時計のデザインとを結びつけていることが大きな特徴であり、このあたりは感情移入ができる大きな要素でもありますね。
デファイ スカイライン(36ミリ)
そして次に紹介するのはデファイ スカイラインの36ミリ。
これまでの41ミリの追加ラインアップということになりますが、基本的なデザインは41ミリと同様で、しかしコンパクトなサイズを採用することでフィット感が増し、ドレッシーな印象も。
こちらはメタリックパステルグリーンダイヤル(サンバースト仕上げ)の03.9400.670/61.I001(1,078,000円)。
こちらはブルー文字盤(やはりサンバースト)の03.9400.670/51.I001。
ちなみにベゼルにダイヤモンドが用いられたモデルも存在します。
こちらはデファイ スカイライン初のブティック限定モデル、03.9300.3620/02.I001(1,078,000円)。
文字盤はグレーのサンバースト仕上げ、そこへ過去のゼニスが用いていた「4つの点を結んだ星」をあしらっています。
ケースサイズは41ミリ、ケースとブレスレットはステンレススティール(ラバー製替えベルトも付属)。
デファイ リバイバル A3690 / A3642
こちらは1971年のモデルを現代風にアレンジした「リバイバル」シリーズの第二弾。
ケースはステンレススティール37製のミリ、ストラップもステンレススティール製です(ゲイフレアー社製のラダー型)。
このモデル(03.A3642.670/3691.M3642 / 886,600円)レッドグラデーションを文字盤に採用しています。
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こちらはティールブルー文字盤の「03.A3642.670/3690.M3642」。
限定モデルのブラウン文字盤、デファイ リバイバル A3642(03.A3642.670/75.M3642 / 803,000円)。
ケースバックはスケルトン(サファイアクリスタル)、ムーブメントはエリート670。
ゼニスの世界観がいかんなく発揮されたデザインを持っていると思います。
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参照:ZENITH