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こんなコンセプトカーもあった!マツダが1970年に発表した「RX500」。ロータリーミドシップ、しかもワゴンボディ

| マツダは1970年にこんなスーパーカーを作っていた |

今日はマツダが1970年に発表していた、ロータリエンジン搭載のミドシップスポーツ「RX500」を紹介。
マツダがこういったルックスのクルマを発表していたというのも驚きですが、さらに驚きなのはその時期が1970年ということと、レイアウトがミドシップであったこと。

ランボルギーニが初のミドシップカー「ミウラ」を発表したのが1966年、フェラーリ初のミドシップカー「ディーノ」は1967年なので、マツダは間をおかずこのRX500を開発・発表したということになりますね(開発開始は1968年)。

マツダはロータリーエンジンの可能性を当時から追求していた

ちなみにマツダは世界で初めてロータリーエンジン搭載車を市販したメーカー、そして乗用車としてロータリーエンジンを実用化した唯一のメーカーとして知られますが、その第一号車「コスモ」の市販は1967年であったので、マツダは当時からロータースポーツの実用化だけに終わらず、ロータリースポーツの可能性に挑戦していた、とも言えそう。

ちなみに当時はメルセデス・ベンツもロータリーエンジンの実用化を目指していて、実際にロータリーエンジンを搭載した「C111」を試作。

rx500

何世代かにわたってテストが行われたものの、ロータリーエンジンを搭載したプロトタイプは1969年に誕生しており、これは「3ローター、240馬力(のちに4ローター/350馬力版も)」。
ただしその後にメルセデス・ベンツは何らかの理由でロータリーエンジンを諦め、1973年には通常のシリンダーを持つエンジンへとシフトしています。

1970年代に時速400キロを記録したメルセデス・ベンツC111。発売されていたら歴史が変わっていたであろう幻のクルマ

そんな背景もあり、マツダが「世界で最初にロータリーエンジンを実用化」したメーカーとしての矜持を保つためのコンセプトカーを発表したとしても不思議はありません。

この「RX500」はマツダ創立50周年を記念して作られたスーパーカーで、491ccのロータリーエンジンが与えられ、レッドゾーンは14,000回転。
最高出力は247馬力で(当時のメルセデス・ベンツC111よりも高い)、車体重量はわずか850キロ、最高時速は240km/hというスペックです。

ボディ形状は「ワゴン」ですが、その理由は不明(最高速を追求していたこと、多くのスリットがあることから推測するに、おそらく空力、そして放熱のためと思われる)。※実際、ワゴンボディであってもリアにモノは載らない
デザインはマツダのインハウスによるもので、福田成徳氏だとされています。

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なおボディパネルは軽量な樹脂製(FRPとABS)で、ドアはガルウイング(バタフライドア)、リアのエンジンルームへのアクセスもガルウイング。
ボディサイズは全長4330ミリ、全幅1720ミリ、全高1065ミリ。
長さや幅は現代のクルマに近く(トヨタ86が4240/1775ミリ)、しかし全高はランボルギーニ・ウラカンより10センチも低い、という独特のスタイルです。

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リアエンドには「パワード・バイ・ロータリー(Powered By Rotary)」の文字が誇らしげに。
なお、欧米では「ロータリー」よりも、もとの発明者であるフェリクス・ヴァンケル氏の名称に由来して「ヴァンケル・エンジン」と呼ばれることが多い模様。

ちなみにテールにやたらとランプが多いのは、「グリーンはアクセルを分で加速中」「イエローはアクセルを抜いている」ということを示すため。
ブレーキランプ(レッド)が複数あるのは、その「ブレーキを踏む強さ」によって点灯する場所が変わるためだとされています。

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発表されたのは1970年の東京モーターショーで、その後2008年に広島にある「ヌマジ交通ミュージアム」へと展示が開始され、2014年にはグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにも登場しているようですね。

ボディカラー(イエロー、グリーン、シルバー)、ヘッドライト形状など複数バリエーションがあり、いくつかの個体が存在したのか、一台を修復/改装しているのかも謎ですが、RX500については「ワンオフ」だと伝えられているので、1台のみ製造されたモデルがレストアの都度、仕様を変えているのだと思われます。

現在マツダでは「ロータリエンジン搭載スポーツカー」発売への道が途絶えてしまった状態ですが、水面下ではなんらかの開発が行われているともウワサされ、もう一度「新型ロータリースポーツ発表」の声を聞きたいものですね。

マツダRX-500の動画を見てみよう

マツダRX500についてはいくつか動画が公開されており、これがおそらく最新の「Mazda's Original RX-Vision (RX500)」。
比較的新しいマツダのコンセプトカーとの比較もあります。

こちらはマツダRX500のエンジンサウンドを聴くことが出来る動画、「Engine sound of Mazda RX-500」。

そして2014年のグッドウッドに登場したときの動画、「Mazda RX500 500cc rotary-powered shooting-brake supercar concept」。

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