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ポルシェ「911ハイブリッドはカイエンやパナメーラとはワケが違う。919直系だ」。PHEVではなく熱/エネルギー回生を備える?

2018/12/06

| ポルシェ911ハイブリッドに新説が浮上。レーシングカー同様のハイブリッドシステムに? |

ポルシェはロサンゼルス・モーターショーにて992世代の新型ポルシェ911を発売していますが、この992世代においては「ハイブリッド」が登場することは確定済み。

ただしハイブリッドモデルの発売は992世代のフェイスリフト後、つまり「992.2」だと言われ、早くともそれは4年後となりそう。
つまり992の納車開始が2019年だとするとハイブリッド版の992.2は2023年のデリバリー、ということですね。

911ハイブリッドは「カイエンやパナメーラとは異なる」

そして今回、ポルシェ911のプロダクトラインアップを統括するAugust Achleitner氏がAuto Expressに語ったところによると「911のハイブリッドモデルはカイエンやパナメーラとは違う。それは919ハイブリッドに近い」とのこと。

ポルシェ919ハイブリッドはルマン3連覇を成し遂げ、引退後には「919ハイブリッドEVO」へと進化し、ニュルブルクリンクにて5:19.55という驚異的な記録を樹立したマシン。

なお919ハイブリッドに搭載されるエンジンは2リッターV4で、これ単体で500馬力を発生。
そして組み合わせられるハイブリッドシステムはブレーキによる回生システムと排気による熱回生システム、さらにはタービンによるエネルギー回生システムを備え、発電した電力はリチウムイオンバッテリーに蓄えたのち、これをフロントに備えられたモーターへと解き放つことでさらなる400馬力を獲得する、というもの。

一方でカイエンやパナメーラのハイブリッドシステムは「プラグインハイブリッド」、つまり外部からの充電を主とするシステムです。

つまり992世代の911がハイブリッド化されるとすれば、それは乗用車的なプラグインハイブリッドではなく、レーシングカー同様のシステムを持つハイブリッドだとされ、これはいかにも「911らしい」と言えそう(これなら911のエレクトリック化に反対する人々も納得するかも)。

これまでも911のハイブリッドモデルについては様々な情報が出ていますが、今までは「プラグインハイブリッド」だと考えられており(マイルドハイブリッドと言われた時期も)、しかし今回の情報はそれをひっくりかえすもの。
こういったふうに情報が交錯するあたり、まだまだポルシェは911ハイブリッドについてまだまだ検討を重ねていると思われ、今後も様々な情報が出てきたり、「予定が変更されたり」するのかもしれません。

なおポルシェは「911ハイブリッドが登場するならば、それは最高の911」と述べており、今回の報道を見る限り、この言葉を信じることができそうです。

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