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ホンダ・シビック・タイプRがバサースト・サーキットでもFF最速ラップを記録。これで記録は「7つのサーキット」に

2019/05/10

| ニュルブルクリンクを皮切りに欧州の5大サーキット、そしてバサースト |

ホンダ・オーストラリアが現地バサーストにあるマウント・パノラマ・サーキット(通称バサースト・サーキット)にてFF車市販最速となるコースレコードを記録した、と発表。
ステアリングホイールを握ったのは元F1ワールドチャンピオン、ジェンソン・バトン。
なおラップタイムは2:35.207だと公表されています。

バサーストは市販車にとってもドライバーにとっても難しいコース

なおバサースト・サーキットはF1グランプリのほか、各種耐久レースが開催されることで有名。
珍しい左回り、かつ上下差が大きくコース幅が狭いことから「タフなコース」として知られます。

ちなみにマツダRX-7(FD3S)にも「タイプRバサースト」なるグレードが存在していましたが、もちろん由来はこの「バサースト・サーキット」。
バサースト・サーキットのコース全長は6.2キロ、コーナー数は23、標高差は174メートルだとされています。

ジェンソン・バトンは午前中の1時間、午後の10分で合計14周を走ってこのタイムを出したとのことですが、ジェンソン・バトンは昨年、ハンガロリンクでもシビック・タイプRで「FF市販車最速」のタイムを出しており、もはや「タイプR使い」というイメージも。

ちなみにホンダは昨年、シビック・タイプRにて欧州の主要サーキット5つで最速タイムを記録するという「タイプRチャレンジ」を開催。
ニュルブルクリンクのほか、エストリル(ティアゴ・モンテイロ)、ハンガロリンク(ジェンソン・バトン)、マニ・クール(エステバン・グエリエリ)、シルバーストン(マット・ニール)、スパ・フランコルシャン(ベルトラン・バゲット)にて最速タイムを叩き出して「いったん終了」しています。

そしてその後にホンダ・オーストラリアがこのときに使用された車両を復活させ(ボディ上のステッカーが同じ)、バサーストにてチャレンジを行ったのが今回の記録更新ということになりますね。

なお、ホンダ・オーストラリアがこういった試みを行うのは、今年が「オーストラリアでホンダが展開をはじめた50周年」にあたるから。

そのためホンダのオーストラリア法人はゴールドにラッピングされたシビック・タイプRやNSXを公開したことも。

そのほか、シビック・タイプRを現地警察にパトカーとして貸与したり、

実物大レゴを作ったこともありますね。

「もうちょっと気温が低ければ、もっと速く走れた」

今回のチャレンジにあたってジェンソン・バトンは「マウント・パノラマを走るのはいつも素晴らしい体験だ。山のてっぺんをすばやく走り抜け、リズムに乗った走りができれば本当に楽しい。そして今回記録したタイムはFFにしては実にいい数字だ。もうちょっと気温が低ければ、まだ速く走れただろうね」。

なお、ジェンソン・バトンが現役時代に記録した自身のファステストラップは1:48.8(2011、もちろんF1マシンで)だそう。

現在シビック・タイプRについてはフェイスリフト(マイナーチェンジ)モデルのプロトタイプが目撃されたり、ハードコア版、反対にややマイルドな性格の「ツーリング」が投入されるといったウワサがありますが、FFにおいては無敵の強さを誇っており、ゴルフが「ゴルフ8」世代にスイッチした後に出してくるであろう、新型ゴルフGTIが最大のライバルとなりそうですね。

VIA:Honda Australia

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