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BMW i3売却。購入金額606万円、2年5ヶ月乗って170万円に。それでもi3には「ありがとう」

2017/08/27

BMW i3を売った。「電気自動車に乗る」ということはどんなことなのかを考える

さて、BMW i3を売却。
購入金額は606万円、売却金額は170万円(実際はもう少し上の計算となりますが、公表できるのはこの数字)。
所有していたのは2年5ヶ月なので、月あたり15万円も値下がりしている、ということに。

電気自動車のランニングコストは?

確かにi3の維持費は非常に安く、アウディTTを一回満タンにするのと同じ金額でi3は一月2000キロを走行可能。
参考までに以前に計算したところでは、それまで乗っていたポルシェ981ボクスターと同じ走行距離を走ったとすると、ランニングコストのみでボクスターに比べ年間24万円ほどi3の方が安く上がります。

ただし売却時の値下がり幅も非常に大きく、新車購入した場合は「ランニングコストの安さを、車体の値下がり幅が大きく超えてしまい」、結局は高い買い物に(逆に考えれば、中古で安い個体を拾えば、これほどお得な乗り物もない)。

ただ、それでもぼくは「i3を買ってよかった」と考えていて、これはi3を自分のお金で買い、実際に乗って、維持してみたおかげで「電気自動車とはなんぞや」ということが理解できたため。
維持費やメンテナンス、EV特有の現象、充電について、その他諸々ですが、そういったことを含めて「セカンダリーマーケット(中古市場)」、インフラがまだまだEVに追いついていないと判断し、今回はi3を売却することとなっています。

じゃあなんで売ったの?

i3は維持費が安いので、そして売却したとしてもかなり安い価格でしか売れないので「保有しておこうか」とも考えたのですが、おそらくはこのまま無限に売却価格が下がるであろうこと、テスラ・モデル3が発売されたこと、BMW i3もフェイスリフトを迎えること、さらに日産リーフの新型が出ること、そしてこれらは現在のi3とは比較にならない実用性を持つであろうことを考えると「今売らないともう(あとでは)売れないだろう」と考え、今回は苦渋の決断にて放出に。
※TTを購入したいま、仮にi3を持っておいたとして、それで浮く家庭あたりの維持費よりもi3の値下がり幅の方大きいことが容易に想像でき、であればi3を持つ意味が感じられない(1年で20万円浮いたとして、それ以上値下がりする、ということ)

実際にi3を売却するかどうかについては相当に迷った経緯があり、それはぼくの現在の自動車の利用状況に「i3が非常にマッチ」していた、ということが挙げられます。

維持費の安さはもちろんですが、そのちょうどいいサイズ、小回りのきく回頭性(最小回転半径4.7メートル)、左右どちらからでも乗降できるウォークスルー、短いために狭い場所でも開閉ができるドア、そのほかさまざまな面で使い勝手の良さを感じていて、(考えた末の決断なので)売却について後悔はしていないものの、今後さまざまなシーンで「i3だったらこんな時便利だったのになあ」と感じる場が出てくるかもしれませんね。

なお、通常ぼくは車を売却するときに「後付けしたパーツ」を全て外して別に売ってしまうのですが、今回のi3についてレーダー探知機とドライブレコーダー以外は全てつけたまま。
Mパフォーマンス製のペダル、内装アンビエント照明、低ダストブレーキパッド、JBL製3ウェイスピーカーなども取り付けた状態となっています。

これは「身ぐるみ剥がす」のが忍びなかったのと、これまでお世話になった感謝の意も込められていますが、ホイールやブレーキキャリパーも塗装した状態であり、その他諸々の「カスタム込み」なので中古で購入するには(いくらで市場に出るかわかりませんが)結構お得かもしれません。



なおi3についてはこちらに情報をまとめています。

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