トヨタが9月に「新スポーツカーラインアップ」を発表する、との報道。
これによるとスポーツカーのための「サブブランドを立ち上げる」可能性が大きいとしており、スープラ発表に合わせてなんらかの情報公開があるのかもしれませんね。
なおトヨタは現在レーシングカー開発部門として「TRD=トヨタ・レーシング・デベロップメント(Toyota Racing Development)」を持ちますが、これまでの流れからすると別に活動する「Gazoo」を今後トヨタのスポーツカーブランドとして展開する可能性が大。
Gazooは現トヨタ社長、豊田章男氏がまだ社長に就任する前に始めたプロジェクトで、当初は「中古車”画像”検索システム」から始まっており、のちに自動車関連情報ポータルに発展。
その後豊田章男氏が副社長に就任したのちは「Gazoo Racing」としてニュルブルクリンク24時間レースに参戦し、さらに社長就任後には「トヨタ」「レクサス」「Gazoo」と三つに分かれていたモータースポーツ部門を「GAZOO Racing」に統一するなど、Gazooの存在感を強めることとなっています。
その参戦範囲は広く、WEC、WRC、ニュルブルクリンク24時間、NASCAR、IMSA、SUPER GT、SUPER FORMULAなど。
加えてTRDがGazoo向けの車両を製作するなどTRDすらも「Gazooのために」動くようになっている現状を見るに、「これからのトヨタのモータースポーツ活動は全てGazooに統一(Gazoo下に格納)」されそうな雰囲気があり、豊田章男社長がGazooに対して並々ならぬ思い入れを持つことを考えると、やはり「トヨタのレース活動/スポーツカーブランドは今後Gazooに」となるのかもしれません。
新型スープラについて、一時期「Gazooブランドからの発売」と言われていた時期がありますが、もしかするとこれが「実現」される可能性がある、ということですね。
なお、仮にトヨタのスポーツカーブランドが「Gazoo」になるとして、そこへどういった車が含まれるのかは不明。
スープラや86のようにリアルスポーツのみがここに含まれるのか、それとも他モデルの「スポーティーバージョン」がここの含まれるのかということですが、Gazooがレース活動に本腰を入れているところを見ると前者なのかもしれません。
ちなみに以前トヨタ(Gazooレーシングの主任)は「86、スープラに加えMR2がトヨタのスポーツカー三本柱」になると語っていますが、これも現実になる可能性があり、そうなると「MR-2も復活」ということに。
もしくはgazooがBMWの「M」、メルセデス・ベンツ「AMG」、スバル「STI」、日産「NISMO」のようなサブブランドとなる可能性もあって、既存車種を(G'sよりもハードに)チューンしたり、特定モデルを「Gazoo専売」とするのかもしれません。
※G'sのホームページを見ると、「スポーツカーブランド」との記載はある
現時点ではいずれも噂、もしくはインタビューなど「話の断片」でしかなく、実際にどうなるのかは全く不明。
とりあえずは9月の「重大発表」を待つしかなさそうです。
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VIA:Automotivenews