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フェラーリがサーキット専用モデル「FXX K」に”EVO”投入。シャークフィンに巨大ウイング

2017/09/22

フェラーリがそのサーキット専用モデル、「FXX K」をさらに発展させたモデル、「FXX Kエボルツィオーネ」のテストを開始。
フェラーリの「XX」とは、フェラーリの用意したサーキット走行専用モデルを選ばれたフェラーリオーナーが購入しサーキットを走らせ、そこから得たデータを市販車に反映させることを目的としたプログラム。

これまでも599をベースにした「599XX」、エンツォ・フェラーリをベースにした「FXX」が存在し、現在の「XX」モデルはラ・フェラーリをベースとした「FXX K」。
実際に599XXでの実験結果は「599GTO」にも活かされていると言われ、そのため599GTOは当時「フェラーリ史上最速のロードカー」として登場しています。

そして「599XX」、「FXX」それぞれにも「エボリューション(EVO)」が存在しますが、今回は最新世代の「FXX K」にエボリューションがついに登場、ということに。

エンジンや駆動系の変更は今回の動画から知ることはできないものの、外観だと数々のエアロパーツが変更されている様子もわかり、大きなリアウイングやバンパーに取り付けられたカナードから「ダウンフォース重視」の変更がなされていることもわかります。
※FXX Kでは6.3リッターV12+モーターにて1050馬力を発生しており、FX K EVOでは1200馬力に達するのではと言われる

なお、現在はエンジン性能が極端に高い車が多くなっており、そういった環境の中でより速く(サーキットを)走るには「ダウンフォース」が非常に重要な要素となっています。

ダウンフォースは「車を地面に押し付ける(もしくは引きつける)」力ですが、これはウイングやスポイラー、ディフューザーなどによって発生。
ただしこれらが大きくなればなるほど空気抵抗は増えることになり、「加速」「最高速」は犠牲に。

要は「速く走る」ということにおいて二律背反的な要素を内包するのがダウンフォースと言えますが、ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテがこの「相反する要素」をアクティブエアロによって排除し、さらにメリットを向上させることでコーナリングスピードを向上させて「ニュルブルクリンク(市販車)最速」の座をゲットしたのは記憶にあたらしいところ。

フェラーリ488GTBもアクティブエアロを持ちますが、フェラーリとしては「新たなるデバイス」を考え、テストに入るのかもしれませんね。

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