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ル・マン2位入賞の経験があるポルシェ550Aが競売に。希少価値+付加価値にて550史上最高値を記録か

2017/11/30

ル・マン2位の経歴を持つ、唯一グランプリで競ったポルシェ550Aが競売に

1958年製ポルシェ550Aがオークションに登場予定。
ポルシェ550Aは1953年のル・マン24時間レースにてクラス優勝を果たした550スパイダーの改良版で、1955年に登場。
フレームがラダーフレームからスペースフレームへと変更へ、そしてサスペンション周りも改良され、37台のみが製造された、とされています。
※ラダーフレームは文字通りはしご状(いわば平面)、スペースフレームは3D形状(立体)を持っている

ル・マンほか、欧州の名だたるレースで優勝も

今回の55Aは「ただの」550Aではなく、ル・マン24時間において総合5位、クラス2位にて完走した個体。
そのほかニュルブルクリンク他のレースにて優勝経験のある車体(シャシーナンバー0145)で、唯一グランプリに出場経験がある550Aだとされています。※諸説ある模様

550”A”は運転席の後ろに渦流防止カバー(スピードスターカーバー)が装着されているのが識別点。

エンジンはフラット4、1500cc。
ポルシェのレースカーは917といい、ファンに特徴があるものが多いようですね。

「550」は車体の乾燥重量「550キロ」に由来した名称。

フロアもフラットとなっており、空力性能も良さそうですね。

何とも特徴的なリヤビュー。

センターマフラーはこの時代からのポルシェの特徴である模様。

550についてはジェームス・ディーンが購入し「リトル・バスタード」と名付けたこと、そしてその車で事故死したことでも有名ですね。

片バンクに一対ずつ装着される、ウェーバー製のキャブレター。
2in1のような構造です。

今回の550Aについては予想落札価格がでていませんが、ル・マンなど大きなレースで優勝したり入賞した車体はかなりなところまで値が上がることが多く、特にポルシェであればその傾向が顕著。
550Aでは「最高値」を記録するかもしれませんね。

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