それでもボクがヒュンダイを買うことは絶対にない
ヒュンダイの高級ブランド、ジェネシスがニューヨーク・モーターショーにてエレクトリックコンセプト「ミント」を公開。
これはピュアEVとなり、詳細は公開されていないまでも、一回の充電あたりの走行可能距離は300キロ程度と言われます。
画像ではバタフライドアが開いている様子がわかりますが、これはおそらく後部(ラゲッジスペース?)へとアクセスするためのドアで、おそらく乗降用の際は、その前にある「通常の」ドアを使用するのだと思われます。
ジェネシスも一気にエレクトリックへ
ジェネシス副社長によると、「ミントコンセプトはシティカーであり、ニューヨークで発表するのは適切」だと語っていますが、これまで高級サルーン、高級クーペばかりを発表してきたジェネシスがこういったクルマを発表するのはかなり意外。
なお、ジェネシスは前ランボルギーニのデザイナー、前ブガッティのデザイナー等多数のデザイナーが在籍し、デザインのプライオリティをかなり高く設定していると思われます。
さらにジェネシスはメルセデス・ベンツやアウディ、BMWの「金太郎飴」デザインについては面白くないとも表現しており、モデルごとにデザインを変えてゆく方向性を示していますね。
よって、この「ミント・コンセプト」もこれまでのジェネシスとは異なるデザインを持ちますが、これはこれでなかなかナイス。
インテリアは「ミニマム」で、ステアリングホイールのセンターにはメーターやインフォテイメントディスプレイがわりのモニターが鎮座。
その横には設定や通話、ドライブモード設定といったボタンが並びます。
インテリアはこんな感じ。
ペダル自体も独特ですが、シートやフロアもかなり特殊。
こういった「フラットフロア」はエレクトリックカーならではのデザインだと言えますが、エレクトリック化は様々な部分でクルマを変えてゆくのでしょうね。
「ヒュンダイ」ブランドからはソナタが発表
そしてヒュンダイ本体からは新型ソナタが登場。
これまでのモッサリしたソナタからは想像もできないほどスタイリッシュに変身していますが、これもやはり大量にデザイナーを獲得した成果なのかもしれません。
フロントバンパーやドアミラーの形状など、サルーンにしては「奇異に」見えまるものの、けっこうギリギリのところでバランスしているように見えますね。
ボディスタイルも大きく変更され、これまでに「セダン」から完全なクーペスタイルに。
これはヒュンダイ傘下の「キア」でも見られる傾向ですが、大胆にそのデザインを変えつつあると感じます。
テールランプもこれまた大胆なデザインに。
そしてマフラーエンドもかなりこだわった形状を持ち、細部に至るまで手を抜いていないようですね。
ヒュンダイは「打倒日本車」を掲げていると思いますが、韓国に対してさほど悪いイメージを持たない北米市場であれば、日本車より売れるのかもしれないと考えたりします。
キアブランドからはエキサイティングな「ハバニロ」
そしてヒュンダイグループに属するキアからは「ハバニロ(HABANIRO)」。
キアには「NIRO」なるモデルがあるので、それと「ハバネロ」とをかけて「HABANIRO」なのだと推測。
なお、このハバニロはピュアエレクトリックカーで、モーターを前後に一つづつ配置する4WD。
どう見ても市販されそうにないクルマですが、キアいわく「だれもが、このクルマが実際に市販されることはないと思うだろう。しかし、我々はこれを市販する」と明言しており、もちろんトーンは落とされると思いますが、キアは近日中に市販モデルを公開する可能性がありそうです。