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49年前に行方不明になったBMWのコンセプトカー「2002 ti ガルミッシュ」。BMWと当時のデザイナーが記憶を頼りに復元

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| そしてそのデザイナーとはマルチェロ・ガンディーニ |

毎年この時期にコモ湖湖畔にて開催される「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」。
ここ数年BMWはこのスポンサーを務めており、2018年には「M8グランクーペ・コンセプト」を発表しています。

そして今年BMWがヴィラ・デステにて発表するのは、クラシカルな「BMW2200 ti ガルミッシュ(Garmisch)」。※”ガルミッシュ”はスキーリゾートの名称

未だもって「オリジナル」の行方は不明

なお、このBMW 2200 ti Garmischは新しく作られたクルマではなく、1970年にベルトーネの(当時)デザイナーであったマルチェロ・ガンディーニ氏が手がけたコンセプトカーを”再製作”したもの。

「なぜ今1970年のクルマを?」ということですが、事実は小説よりも奇なりというか、このコンセプトカーが製作されて間もなく、この2200 ti ガルミッシュはその姿を消すことになります。

写真の説明はありません。

そのあたりの経緯は不明ではあるものの、当のBMWですらこのクルマの設計図やクルマの製作に関わった人々を探し出すことが難しかったようで、よってこれまで「二台目」が作られることもなく、BMWマニアですらこの存在を知ることがほとんどないという「幻の存在」に。

そして時は流れて2018年。
BMWのチーフデザイナーであるアドリアン・ファン・ホーイドンク氏がマルチェロ・ガンディーニ氏へ、このクルマをもう一度作るためにコンタクトを取り、マルチェロ・ガンディーニ氏の記憶、そしてBMWのクラシックカー部門のスタッフの技術だけを頼りに製作されたのが今回公開される「2018年版2002 ti ガルミッシュ」。

写真の説明はありません。

いくつか残っていたスケッチを参照し、そしていくつかは新しいデザインを加え、製作には3Dプリンタを駆使してようやく完成したということになりますが、アドリアン・ファン・ホーイドンク氏いわく「数年前、このクルマの古い写真を見たが、それ以来、このクルマは私の心を捉えて離さなかった。今回新たに制作した2002 ti ガルミッシュは、過去に属するクルマではあるが、同時に現代的でもある」。

なお、当時の2002 ti ガルミッシュは、BMWによるベルトーネへのオマージュとして製作され、当時考えられた「未来」が盛り込まれています。
直線とエッジを使用したグリル、ガラス面積の広いヘッドライトはまさにその最たる例かもしれません。

画像に含まれている可能性があるもの:車

リアウインドウはハニカムグリルで覆われ、これは「眩しさを低減しながら後方視界を確保する」ための手段だと思われます。

写真の説明はありません。

なお、マルチェロ・ガンディーニ氏はランボルギーニ・ミウラ、カウンタック、そしてランチア・ストラトス等のデザインで知られますが、この「六角形(ハニカム)は同氏が好んで用いていたモチーフでもありますね。※1967年の作品、ランボルギーニ・マルツァルにもこのリアウインドウデザインが採用されている

室内からだとこんな感じで後ろをクリアに見ることができ、しかし上方向からの直射を日光を遮ってくれるすぐれモノ。
ちなみにリアサイドウインドウにはちゃんと「ホフマイスター・キンク(ウインドウ下端の折返し)」が見られます。

画像に含まれている可能性があるもの:座ってる(複数の人)

そしてホイールは超レトロ(かつエレガント)。

画像に含まれている可能性があるもの:車

ヘッドライト同様、テールランプにも「縦線」。

画像に含まれている可能性があるもの:車

BMW 2002 ti ガーミッシュのインテリアはこうなっている

そしてBMW 2002 tiのインテリアはこんな感じ。
外装のゴールドにあわせてベージュとブラウンが使用され、素材はレザーやウッド。

写真の説明はありません。

こうやって見ると、自動車のインテリアというか、もはや「家具」のよう。

写真の説明はありません。

タブレットのように見える助手席の物体は「ミラー」。
つまり助手席はドレッサー仕様ということですね。

画像に含まれている可能性があるもの:座ってる(複数の人)、室内

一方でステアリングホイールは高品質な工業製品を思わせるデザイン。
レトロなオーディオはセンターコンソールへ「縦に」インストールされています。

写真の説明はありません。

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