| アウディTTではけして入れなかったサンクチュアリ |
「高額なクルマに乗っていると、訪問先での扱いが変わる」。
これはよく言われることではありますが、今日まさにそういった体験をすることに。
用事があってポルシェ718ケイマンに乗ってホテル阪急インターナショナルに行ったのですが、ここはぼくにとって「あまり停めたくない駐車場」のひとつ。
ここはいわゆる「高級ホテル」ではありますが、建設が新しくないので駐車場の「枠」が昔の企画のままで狭い、というのがその理由です。
ホテル阪急インターナショナルの「立体」駐車場は、幅広なクルマにとっては要注意
ホテル阪急インターナショナルの駐車場には昇降式の「立体」と「平面」とが同じフロアにあり、「平面」のほうはまだ停めやすく、しかし停めやすいがためにすぐに空きがなくなります。
よって、だいたいは「立体」に駐車しなくてはならなくなるのですが、この立体駐車場の「トレー」の幅が狭く、かつ左右の段差(レール)がけっこう出っ張っていて攻撃性も高い構造に。
そのため、バックでクルマを入れる際、幅(トレッド)が広いとホイールをヒットする確率が高く、ぼくはここに入れる際はウインドウを開け、身を乗り出して目視しながら駐車するようにしています。
ずっと前の話にはなりますが、まだフェアレディZ(Z32)に乗っていた頃、この立体に停めるよう案内され、しかしぼくはホイールを交換して「ツライチ」にしていたためにノーマルよりもかなりホイールが外に出ていて(もちろん合法の範囲)、ガツンとレールのエッジにホイールをヒットさせたことがトラウマになっているわけですね。
たとえば「神戸オリエンタルホテル」の駐車場は、立体ながらもこういった「レール」がないのでホイールヒットの心配は皆無。
チャスカ茶屋町もそう。
グランフロント大阪の立体駐車場も安心ですね。
ただしホテル阪急インターナショナルには「高級車専用スペース」も
しかし、ホテル阪急インターナショナルは高級ホテルなので、やってくる人々もハイクラス。
そういった人々は一般に大きなクルマに乗っていることも多く、そういった人々のためにこっそり「高級車スペース(とぼくが勝手に呼んでいる)」があるわけですね。
ただ、ホテル阪急インターナショナルでは「駐車場所を指定される」ので勝手にここへ行くことはできず、今までに乗っていたアウディTTやBMW i3だと、ここは立ち入ることができなかった「聖域(サンクチュアリ)」。※ランボルギーニ・ガヤルド/ウラカンは乗っていったことがない
しかしながらポルシェ718ケイマンで今回ホテル阪急インターナショナルへ行くと、アッサリとそのサンクチュアリへと案内してくれ、高級車と並んで駐車できることになってちょっと「びっくり」(これがアウディでは超えることができない壁なのか)。
なお、このスペースについて、周りの車を見渡してみると、レクサスではRX、LS、RCあたりが「対象」となっているようで、メルセデス・ベンツではEクラス以上、BMWだと5シリーズ以上しか駐車が許されていない模様(幅や車高というよりも、車格で判断しているようだ)。
以前からこの区画があることは知っていましたが、今回はじめてここに案内されることになり、「ポルシェに乗っててよかったなあ」と感じた次第です。
それでも、今後も継続してこの区画へと案内されるかどうかは、そのときの駐車場の係員次第ということになると思われ、他の係員だといつもどおり「立体へ」案内されていた可能性も(車種別に、案内する場所を決めているマニュアルがあれば話は別ですが)。
よって、まだまだ予断を許さないのがホテル阪急インターナショナルだと考えています。