| フェラーリの株ではかなりの収益を得たが |
さて、「アストンマーティンが販売見込みを下方修正」というロイターの記事を見てちょっと気になったのがその「株価」。
アストンマーティンは2018年、鳴り物入りで株式を上場せさていますが、その際は公募価格を割り込むなど微妙な動きを見せています。
ぼくはその際「アストンマーティンの株価は絶対に上がる」と信じていたので、各証券会社を通じて購入を試みたものの、いずれも「ロンドンの新規公開株は買付できない」と断られ、結局は購入できないまま。
ただし実際に株価は「上がらなかった」ので結果オーライ、ということになります。
アストンマーティンの株価はこうなっている
そしてこちらがアストンマーティン(ロンドン)の株価。
見ての通り「ダラダラ下がり続けていて」大変危険な状況ですね。
つまり先日の記事の通り、市場自体がもうアストンマーティンが成長しないと判断したということに。
なお、この株価の動きを見るに、ヴァルキリーやヴァルハラ、新型ヴァンキッシュも有効な株価上昇策とはなりえなかったようです。
ポルシェの株価はどうだ
一方、こちらはポルシェの株価(フランクフルト)。
ディーゼル不正事件の後に大きく下げていますが(チャートの左端)、その後株価はジリジリ回復。
しかしながら以前ほども株価は回復しておらず、現在の状況は「不当に低い」とも考えられます。
ただし注意しないといけないのは「タイカン」。
これが売れないとポルシェの計画は「総崩れ」となり、これまでの設備投資、人員の雇用が今後「重し」としてのしかかることに。
現在、タイカンは2万台以上の予約を集めたとされるものの、発売されてみないと「わからない」部分もあり、多くの投資家が「様子見」なのかもしれません。
ぼくはポルシェという会社に対しては絶対的な信頼を置いていますが、今ポルシェ株を購入するのはあまり得策ではないと考えていて、タイカン発売後に「イケそう」であれば多少株価が上がってしまうのを承知で株を購入し、逆に下がったときでも「長い目で見ると必ず上がる」のでやはり買いだと考えています。
フェラーリの株価はこうなっている
そして、回復の見込みがないアストンマーティン、いまひとつ動きの鈍いポルシェに比較して活発なのがフェラーリ(ニューヨーク)。
現在最高値付近を移動しており、170ドルに届こうかというところ。
ぼくはフェラーリの株価をまず57ドルで購入し、その後も段階的に買い増ししてきているので、相当量(かどうかは人によるけれど)のフェラーリ株を保有しています。
現在の株価はかなり高いレベルではあるものの、ぼくはまだまだ「上がる」と考えていて、ちょっと円高になった現在も”チャンス”とばかりに買い足しているところ。※これをみてフェラーリ株を買い、株価が下がったとしてもぼくは責任を取らない
なお、チャートの真ん中あたりの「凹んでいる」ところは、セルジオ・マルキオンネ氏亡き後のフェラーリ新社長が弱音を吐いた際に下がったものですね(もちろんここをチャンスとばかりに買い増ししている)。
株式投資は非常に難しいものですが、いかにチャンスを掴むか、そして的確な判断を下すか、そして失敗をいかに受け入れるかにかかっていると思います。
そして現在の株式市場(とくにニューヨーク)は非常に活発であり、動きが大きいため、そして読みやすい状況になってきているので、ときどき「株式投資だけで食っていけるんじゃないか」と考えることも。