| ドリフト用シビックは市販化希望 |
ホンダが11月5日より一般公開されるSEMAにて展示するカスタムカーの布陣を公開。
SEMAはアフターマーケット製パーツやカスタムカーを中心としたショーで、日本のオートサロンやオートメッセに近い性格を持つものの、「メーカー自らが、アフターマーケットパーツメーカーと組んで」車両を作り上げ、展示を行う傾向が強いという相違もあります。
そして今回ホンダがその展示内容を発表したということになり、これまでにもまして豊富なバリエーションを持っていますが、まずはスポーツカーそしてSUVではどんな展示を行うのかを見てみましょう。
ホンダ・シビック Si ドリフトカー
最初はシビックSi ドリフトカー。
これはJeanneret RacingとOlson Kustom Worksとのコラボレーションによって誕生したクルマで、フォーミュラ・ドリフト参戦のため、FFのシビックをなんとFRに改造したクルマです。
エンジンはK24(アコード等に搭載され、チューニングベースとして人気が高い)を使用し、しかしこれをなんと926HPにまでパワーアップさせてドリドリする、ということになります。
シビック「クーペ」は現在日本には輸入されておらず、主に北米市場にて販売されていますが、日本にもぜひ導入してほしいものですね。
外観も大きく変更され、フロントバンパーには突き出したリップ、前後にはオーバーフェンダー、リアにはウイング、サイドとリアアンダーにもエアロパーツ追加。
もちろんガッツリとローダウンされ、ブレーキシステムも強化されているようです。
ホンダ・チューニング 2018 シビック Si プロジェクト・バイ・スーパーストリートマガジン
こちらのシビックは、アフターマーケットパーツを組み込み、「どこまで10世代目のシビックを改造できるのか」という可能性を追求したもの。
不可逆的な改造を必要とせず、ポン付けや入れ替えにて装着できる範囲でのチューン/カスタムが前提だそうですが、見える部分だとエアロパーツやローダウン、タイヤ/ホイール、そして見えない部分だとECUやインタークーラー、インテーク、エキゾーストシステム、ラージサイズのターボ、ダウンパイプがそのカスタム内容となり、インテリアではバケットシートや調整式ペダルスペーサー、調整式シフターが採用されている、とのこと。
スーパーストリート2000 シビック Si チャレンジ・ウィナー
シビックSi チャレンジ(シビックSiのコンクール)における2000年シーズンにおける優勝車。
車両は1999年製のシビックSiですが、shビックSiチャレンジのレギュレーションは「シビックSiを使用し、改造予算は1万ドル」というものだそう。
なお、これは「ワンメイクレース」とは異なって実際にサーキットを走るわけではなく、「カスタム内容を競う」もの。
よって、その予算を「ドラッグレース用」「サーキット用」「オーディオだけ」「見た目だけ」に突っ込んでもOK、という面白い競技でもありますね。
ちなみにこの「優勝車両」であるシビックSiは、マテル社より、1/18スケールにてモデルカー化されたことがあるそうです。
ホンダCR-V「ドリーム」ビルド・バイ・Jスポーツ・パフォーマンス・アクセサリー
こちらのCR-Vはアドベンチャー風味で、いわゆる「オーバーランダー」。
1.5インチ上げられた車高にホイール(KMC製)とタイヤ(NITTOリッジグラップラー)交換、Jスポーツ製の前後バンパーやサイドステップ、リヤタイヤゲートなどが装着されています。
そのほか、LEDワークランプ内蔵ルーフラック、そしてルーフテントが装着され、カーゴスペースには「引き出し」等の実用ギアが追加されているようです。
ホンダCR-Vハイブリッド「DO」ビルド・バイ Jスポーツ・パフォーマンス・アクセサリー
こちらのCR-Vは「ウィークエンド・ウォリアー」がテーマ。
週末にそのオーナーが、自身の求めるアクティビティを行うフィールドへとギアを運ぶことを想定。
この車両の場合だと、MTBを山なり荒野なりに運搬するということになりますね。
やはりサスペンションは1.5インチリフトアップされ、17インチのKMC製ホイール、NITTO製テラ・グラップラータイヤを装着し、前後バンパーやサイドステップなどボディパーツはJスポーツ製、ルーフにはラック付き。
VIA:HONDA