| 今回発売されたのは欧州市場向けのみ。北米、日本で販売を行うかどうかは不明 |
ホンダが欧州市場向けとして、「ホンダ・シビック・スポーツライン(Honda Civic Sport Line)」を発表。
これはシビック5ドア(ハッチバック)の最上位グレード「EX」をベースに、「タイプR」にインスパイアされた外観と内装を与えたグレードという位置づけです。
シビック・スポーツラインの外観を見てみると、フロントバンパーの下にはスプリッター、そしてサイドステップ、リアアンダーにはスカートとディフューザーが装着され、ハイグロス仕上げの17インチホイールも装着に。
細かいところだとヘッドライト内部がブラック仕上げとなっているようですね。
新型シビック「スポーツライン」はこんな外観を持っている
そしてシビック・スポーツラインがどういったクルマなのかを見てゆこうと思いますが、まずこちらはベースとなる「シビックEX(24,110ポンドから)」。
こちらはシビック・スポーツライン(23,250ポンドから)。
そしてシビック・タイプR(31,550ポンドから)。
こうやって見ると、シビック・スポーツラインは「シビックEXと、シビック・タイプRとの中間」のようなイメージですね。
ただし価格はタイプRに比較するとかなり「低め」で、タイプRほどの走行性能は必要なく、しかしちょっとスポーティーな外観が欲しい、という人にはちょうどいいグレードなのかもしれません。
シビック・スポーツラインに採用されるエンジンは1リッター3気筒(126馬力/VTECターボ)、1.6リッターディーゼル(160馬力/i-DTEC)、1.5リッター4気筒(182馬力/VTECターボ)、トランスミッションはCVT(ディーゼルエンジンは9速AT)もしくは6速マニュアルが用意されています。※日本でのシビック・ハッチバックは1.5リッターガソリンターボのみ。ただし2020年1月にシビックはマイナーチェンジを迎えるためエンジン構成が変更される可能性も
リアだとウイングが装着され、ぐっとスポーティーに。
ディフューザー、バンパー内のトリムはグロスブラック仕上げが施されています。
フロントもやはりグロスブラックの加飾がほどこされ、引き締まった印象がありますね。
テールパイプはシビックEX同様にバンパー内側に隠れているようですね。
ただしホンダの場合、トヨタやアウディのように「フェイクマフラー」を装着している例は少ないように思われ(皆無?)、そこはホンダの良心と矜持の現れだと考えています。
こちらが新たに装着されるリアウイング。
以前に、このリアウイングを装着したシビックのプロトタイプがニュルブルクリンクを走行していましたが、その正体はこの「シビック・スポーツ」だったのかもしれません(ただし前後バンパーなどはタイプRっぽかった)。
こちらはマイナーチェンジ(フェイスリフト)によって変更された、フロントロワーグリル。
「ウイング」が追加されています。
こちらはリアディフューザー。
ホンダ・シビック・スポーツのインテリアはこうなっている
インテリアについても「通常シビックと「シビック・タイプRとの中間」といった雰囲気で、レッドステッチやチェッカーパターンが使用されたシート、同じくレッドステッチ入りのステアリングホイールやシフトノブ/ドアパネル、ドリル加工が施されたアルミペダルが装着されています。
そのほか、アップルカープレイやアンドロイドオート対応のオーディオ/インフォテイメントシステム、安全装備のホンダ・センシング、リバースカメラ等はベースとなる「シビックEX」に準じるようですね。
もちろん欧米市場では必須、「スマートフォン・ワイヤレスチャージング」も。
日本仕様のシビックは2020年1月に新型つまりマイナーチェンジモデルが発表される予定ですが、シビック・タイプRについては受注が停止され、再開についてはいまのところアナウンスなし。
新型シビックの予告サイトでも「タイプR」の姿は見えませんが、欧米向けには普通に販売しているので、なんらかの小変更が加わった後に販売が再開されるものと期待しています。
VIA:Honda