| ボクは安全のために必ずワイドミラーを装着するようにしている |
さて、ポルシェ・マカンSに「ワイドドアミラー」「ワイドルームミラー」を取り付け。
ぼくはほとんどの場合、(狭いところに出入りすることが多いので)安全確保のためにワイドミラーを装着するようにしていますが、毎回注文するのはcCc(シースリー)さん。※2009年からのお付き合い
cCcさんは基本的に在庫を持たず、すべてオーダーメイドとなりますが、そのぶん曲率やカラー、そのほかの仕様などを細かくオーダーできるといったメリットもあります。
なお、オーダーにあたっては先方がすでにミラーのデータを保有している場合、そうでない場合があり、前者だとそのデータを使用してオーダーが可能となって、しかし後者だと自分で「ミラーの外周を型取りして」送付し、それをもとにワイドミラーを製作してもらうことに。
参考までに、cCcさんのサイトにデータが掲載されていないモデル・年式であっても、別途データを保有している場合があるので、自分の乗るクルマのミラーのデータがなくとも、まずは問い合わせてみると良いかと思います。
なお、「貼り付けタイプ」のほか、純正ミラー面の加工にも対応しているので、ヒーター等の機能が内蔵され、その機能を継続して使用したい場合には「機能の移植」を相談してみると良さそうです(ぼくはそういった機能を無視して純正の鏡面の上から貼り付けている)。
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ポルシェ718ケイマンに「ワイドドアミラー」「ワイドルームミラー」取り付け!これで死角とオサラバ
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cCc製ミラーはこうやって届く
そしてまずは届いたミラー一式がこちら。
ミラー、接着剤(二種)、シート、説明書、仕様書(これを残しておけば、再発注する時に楽)という内容で、いずれも非常に手厚く梱包されており、自社の製品に対する自負、そして愛情が伺えます。
なお、ぼくはこれまでにも様々な会社が発売するワイドミラーを使用してきましたが、エッジの処理に関してはcCcさんが「ベスト」。
エッジについては「切りっぱなし」で処理をしていないメーカーもありますが、cCcさんでは美しく処理がなされています。
ワイドドアミラーはこうやって取り付ける
そして次はワイドミラーの取り付けですが、「ただ貼るだけ」ではなく、後に元へ戻しやすいように工夫されています。
なお、ハウジングにキズをつけないようにマスキングを行っておくと良さそう。
まずは同梱されているシートをドアミラー鏡面に貼り付けます。
このシートを貼ることで「元に戻せる」ことになり、かつワイドミラーの接着も強固となるわけですね。
なお、このシートはもともと大きめに作られているので、そこまできっちり位置合わせをしなくてもOK。
大雑把に貼り、余った部分はのちにカットします。
そしてシートを貼り終えたのち、鏡面からはみ出したシートをカット。
もちろん慎重に作業する必要があるのは言うまでもありません。
こちらはワイドミラー裏面。
接着方法は両面テープ、接着剤(1)、接着剤(2、ラバー系)で、3種類の固定方法を用いることで確実に固定することができ、かなりよく考えられた製品だと言えます。
説明書には「どの部分に、どの接着剤を塗る」かが親切に記載されており、まず間違える心配はなさそう。
そして次はシートを貼った鏡面の上にブチュっとミラーを貼り付けます。
ワイドミラーを装着すると視野が拡がるため、多くのクルマでは「もっとも外側が見えるように」鏡面を動かすことになるため、あらかじめ鏡面を一番外側まで動かしておくとベター。
なお、薄いブルーのテープは「これを持ってミラーを貼り付けるためのタブ」で、こういった気づかいも嬉しいところ(しかも剥がれやすく跡が残りにくい弱粘性)。
なお、装着時には「PUSH」と書かれた位置を指先で押すようにします。
この裏面には両面テープ、そして接着剤を塗布したスポンジがあるので、そこへ圧力をかけることで接着力を高めるわけですね。
加えて、ほかの部分は「裏面に何もない」ということを意味し、そこを押すと「パキっと」ミラーが割れることがあるので、それを防ぐ意味でも「PUSH」と書かれた部分だけを押すようにしたほうが良いかと思います。
この「PUSH」と書かれたラベルも弱粘性であり、跡が残りにくく剥がしやすいところが良いですね。
しかもラベルを剥がしやすいよう、エッジを内側に折り込んで爪をかけやすいように配慮されていて、ここまで心遣いがなされた製品というのも他に類を見ない、と考えています(少なくとも、ぼくはほかにこういった製品を見たことがない)。
その後はミラーがずれないように養生テープで保持しますが、cCcさんいわく、「もともと装着されている両面テープの粘着力でワイドミラーを保持できるので、そこまでしなくてもいい」とのこと。
取り付け前後でこれくらい変わる
そしてこちらがビフォー/アフターの比較。
上が取り付け前、下が取り付け後。
マカンは車高が高いのでもともとのミラーだと地面が映りにくく、しかしミラーのワイド化によって「下のほうが見えるようになった」のはありがたいと思います。
なお、今回はミラーのカラーに「クリア」を選択していますが、ほかに「カリフォルニアブルー(薄い青)」「ムーンナイトブルー(濃い青)」も選択可能。
ルームミラーも「ワイド」に
そしてルームミラーもワイド化。
取り付け手順はドアミラーと同じですが、万一取り付け中に手を滑らせて落下させてしまったり、接着剤が垂れてしまったときのことを考え、ルームミラーの真下にはタオル等を敷いておくと良さそうですね。
こちらは取り付け後。
ドアミラー、そしてルームミラーあわせて39,500円のカスタムです。