| ポルシェ718ケイマンにワイドミラーを取り付けてみた |
さて、ポルシェ718ケイマンにワイドドアミラー、ワイドルームミラーを取り付け。
ぼくが愛用しているcCc(シースリー)さんの製品で、これまでポルシェ981ボクスター、BMW i3、ランボルギーニ・ウラカン、ランボルギーニ・ガヤルド、レンジローバー・イヴォーク等に取り付けてきた安心の製品もであります。
さすが、と唸る心遣いがたくさん
届いた製品はこんな感じ。
かなり厳重に梱包されていて、内容物はミラー、説明書、仕様書、接着剤が二種。
シースリーさんではいくつかのカラー、曲率を選ぶことが可能ですが、今回選んだ仕様は「カリフォルニアブルー」、曲率は600R。
ミラーのエッジ処理もちゃんとなされ、美しく仕上げられているのもひとつの特徴。
サードパーティーから発売されるワイドミラーは数あれど、ここの処理が甘いミラー、そもそも処理されていないミラーも多く、そういった製品は著しく美観と質感を損なうので要注意です(有名ブランドのものであったとしても)。
実際にワイドミラーを取り付けてみよう
まずはミラー面を綺麗に清掃し、そのあとにシリコンオフやブレーキパーツクリーナー等で脱脂し、その後はマスキング。
続いて付属の黒いカッティングシートをもともとの鏡面に貼り付け。
これはミラーを取り付けると「見えなく」なるので、そこまできれいに貼る必要はありません。
シートのあまった部分をカットしてからミラーを仮合わせ。
ミラーの裏面はこんな感じ。
接着方法は両面テープ、接着剤(1)、接着剤(2、ラバー系)。
3種類の固定方法を用いることで確実に固定することができ、かなりよく考えられた製品だと言えます。
その後はミラーをカッティングシート上に貼り付けますが、このカッティングシートを貼るのは「のちに復元できるよう」に。
耐久性が心配な向きもあるかと思われるものの、今までこのシートが剥がれたり接着剤が劣化してミラーが落ちたりといったことはなく、ぼくはこの製品と固定方法に対しては絶対の信頼を置いています。
貼り付けたのちはミラーを養生テープで固定し、あとはひたすら乾くのを待つのみ(テープで固定するのは”念のため”。シースリーさんいわく、両面テープでも固定できているので、接着剤が乾いていないとしてもずれる心配はない)。
接着剤が垂れる可能性があるので、完全に乾燥するまで養生は剥がさない方が良さそうですね。
そしてルームミラーも同じ要領にて取り付ければOK。
なお、ドアミラー、ルームミラー共に、貼り付けが容易になるよう、指でつまんでいる部分のように「持つところ」がテープで作られており、さらに裏面に両面テープがある部分には「PUSH」と書かれたシールが貼られています(そして、それぞれのシールは剥がしやすいよう、端を内側に折り込んである)。
ミラー自体は球面レンズなので、押すところを間違えば一瞬で割れてしまうものの、この「PUSH」と印のある部分を押しておけば問題はなく、かつ両面テープがしっかりともとのミラー側に圧着されるので、接着剤が乾くまでの間もミラーがずれる心配なし。
品質も相当なものですが、取り付けのことまでを考えた素晴らしい製品だと思います。
取り付け前後でこれくらい視界が変わる
こちらは取り付け前のドアミラー。
こちらは取り付け後。
ポルシェ718ケイマンはさほど死角の多いクルマではなく、しかしぼくの用途だと「路肩に寄せて」駐車することが多く、その場合は歩道との段差とタイヤ/ホイールを擦らないよう、より広い範囲が映るミラーが望ましいと考えての購入です。
実際にかなり広い範囲まで映るようになって希望どおりではあるのですが、600Rはかなり湾曲がきつく(車検に通るギリギリの曲率らしい)、駐車場の白線などが「歪んで」見えるため、片方のドアミラーだけを見て駐車すると、「車が曲がった状態で」停めてしまうこともあり、ある程度の慣れ、そして周囲も必要。
こちらは取り付け前のルームミラー。
取り付け後。
リアサイドまで確認できるようになっているのがわかりますね。
なお、シースリーさんのミラーは基本的に「受注生産」ですが、一度でもミラーを作ったことがある車種については「型」を持っているので、その場合はすぐに注文→生産が可能。
そうでなければ自分で「型取り」を行い、その型をもとにミラーを作ってもらうことになり、しかしウエブサイトに「型」があると記載されていないものでも、問い合わせると「型」を保有していることがあります。
それでも「型」がなければ自分でミラーの型取りを行い、その型をシースリーさんまで送る必要があるものの(ぼくは新型車を購入することが多く、その場合は当然”型”がないので自分で型取りをしている)、それだけ手間をかける価値はある、と考えています。