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元VW、ルノー、ジェネシス、ケーニグセグを経たデザイナーの考える「アルピーヌGTA」がカッコいい!実際に出資者を探し実現させる計画も持っているようだ

2021/02/28

元VW、ルノー、ジェネシス、ケーニグセグを経たデザイナーの考える「アルピーヌGTA」がカッコいい

| ただ、実現したとしてもアルピーヌの名を使用することは難しいと思われる |

かつてフォルクスワーゲン、ルノー、ジェネシスにてデザイナーを務め、ケーニグセグ・ジェメラのデザインにも携わった工業デザイナー、アーセニー・コストロミン氏が「アルピーヌGTA」なるレンダリングを公開。

これはもちろん個人的なプロジェクトではあるものの、アルピーヌのヘリテージ、そしてF1に参戦するという「これから」をミックスした素晴らしい作品となっています。

なお、フォルクスワーゲンとジェネシス、そしてケーニグセグというところは、ブガッティ・シロンやランボルギーニ・ウラカンのデザインにも関わり、その後ジェネシス、また後にケーニグセグへと移ったサシャ・セリパノフ氏と通ずるところがあり、両者は「盟友」なのかもしれませんね。

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アルピーヌGTAはこんなクルマ

このアルピーヌGTAについて、見た目はA110との共通性が高く、そのためにA110をベースとしたハードコアバージョンのようにも思えますが、実際のところ「全く別の、新設計された」スーパースポーツ。

カーボン製モノコックシャシーを持ち、前後にサブフレームとインボード式サスペンションを持つハイパーカー的なパッケージングを持っています。

Alpine-GTA (1)

ボディサイズは全長4115ミリ、全幅1826ミリ、そして全高1100ミリ。

かなり低い全高を持ち、アルピーヌの伝統を反映させる形で「110」との関連性を持たせたのかもしれません。

Alpine-GTA (5)

フロントから見ると、「まさにアルピーヌ」。

Alpine-GTA (7)

なお、ヘッドライト内側にある丸い構造物は「ランプ」ではなくエアインテークとして機能します。

ベゼルが付与されることで高級感も感じられるようですね。

Alpine-GTA (3)

ヘッドライトはケーニグセグ・ジェメラとの共通性も。

Alpine-GTA (2)

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リアには巨大、しかしシンプルなウイング。

Alpine-GTA (8)

テールランプはブガッティ・ディーヴォとの共通性を感じさせる部分。

フォルクスワーゲン在籍時には、ディーヴォのプロジェクトにも関わっていたのかもしれません。

Alpine-GTA (9)

エキゾーストシステムは「アクラポヴィッチ」を想定しており、このあたりもケーニグセグとの共通性を感じさせるところですね。

なお、グリルのメッシュパターンもブガッティを連想させる部分です。

ちなみにエンジンは「空冷4リッター・フラットシックス」。

Alpine-GTA (12)

ドアは斜め前に開く「ディヘドラルドア」。

Alpine-GTA (11)

ボディ剛性確保のため、サイドシルは高く分厚く、そして開口部は狭く。

Alpine-GTA (10)

アルピーヌGTAのインテリアはこうなっている

そしてこちらはアルピーヌGTAのインテリア。

もう完全にレーシングカーといった雰囲気です。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50968101593/in/dateposted-public/

ステアリングシャフトがむき出しであったりしますが、これは「ドライビングコネクションを可能な限り強調したかったため」だと語っています。

Alpine-GTA (20)

ステアリングホイールには回転数を示すLEDインジケーターが組み込まれ、スポーク部には各種スイッチも内蔵。

面白いのはメーターが「デジタル」ではなく「アナログ」なこと。

Alpine-GTA (17)

そしてなんとオドメーターも今となってはとんと見かけなくなった「ドラム式」。

こういった部分もまた、同氏が「ドライビングコネクション」を視覚的に表現したかった部分なのかもしれませんね。

Alpine-GTA (13)

「いつの日か実現を」

なお、アーセニー・コストロミン氏が語るには、「このアルピーヌGTAを実現する計画がある」。

同氏は現在独立し、ドイツにデザイン事務所を構えていますが、出資者を見つけ、このレンダリングを「実現したい」という夢を持っているそうです。

Alpine-GTA (6)

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参照:Arseny Kostromin, CARSCOOPS

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