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マクラーレンF1の真髄は「表から見えない部分」にあった!世界でもっとも詳しい、F1の取り扱い方法を紹介した動画が公開に

2021/06/05

マクラーレンF1の真髄は「表から見えない部分」にあった

| マクラーレンF1はその細部に至るまでとことん考え抜かれていた |

ここまで高い完成度を持つ工業製品もほかにない

さて、これまでにもポルシェ911 GT1、メルセデス・ベンツCLK GTRの操作方法含むレビュー動画を公開してきたDK Engineering TV

今回はなんとあのマクラーレンF1の解説を行っています。

もはやマクラーレンF1について解説は不要だと思いますが、ここでその内容を見てみましょう。

マクラーレンF1はこうやって扱う

まずはマクラーレンF1のドア開閉ですが、リアフェンダー上にあるボタンを押すとドアがちょっとだけ浮き上がり、そのまま自動でオープン(これは知ってた)。

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そしてドアを開くと「E」「L」といったレバーが出現し(見るからに質感が高そうだ)、「L」を引くとボディサイドのラゲッジ収納スペースの蓋オープン(これは知らなかった)。

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ちなみにマクラーレンF1は、前後オーバーハングにモノを搭載することを嫌い、ホイールベース内にバッグ等を収納する仕様です。

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このスペースにピッタリ収まる「専用ラゲッジ」が存在することも有名ですね。

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そしてラゲッジ収納スペースには「(F1やカンナムシリーズ、ル・マン24時間レース等にて)マクラーレンの達成した記録」一覧がある!

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パネルを開くとヒューズボックスやバッテリー、そしてラゲッジスペースの底にはファーストエイドキット。

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左側のコンパートメントの底にはホイールロックナットを外すためのソケット、そしてパンク修理キット。

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もうひとつの「E」はエンジンフードのロックを解除するレバーで、これを引くとこんな感じでエンジンフードをオープン可能。

動画では「フードを閉める祭」の注意点まで解説してくれており、非常に参考になります。

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なお、エンジンフードは前後の「2枚構成」。

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ステアリングコラムの左下にはフロントフードオープナーがあり・・・。

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フロントフードをオープン可能。

フロントフード内にはケンウッド製のCDチェンジャー(マクラーレンは当時、ケンウッドと提携関係にあり、F1マシンにも同社の無線が積まれ、これによってずいぶんマシンの開発や状況把握が捗ったという)、そしてウインドウォッシャーやブレーキフルードの注入口が見られます。

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ツールキットもフロントトランク内にあり、タイヤ空気圧など重要情報はここに記載されています。

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もちろんツールキットはチタン製。

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牽引フックはこの赤い物体で、これを反時計回りに回して取り外し、フロントバンパー下部(裏の方)に装着します。

なお、すべてのパーツが無駄なく取り付けられ、しかも強固かつ高い精度で収まっており、どんな小さな部分からもゴードン・マレーの完璧主義ぶりを伺うことができ、こういった細かいところの積み重ねが「マクラーレン」を形作っているということですね。

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ガソリン給油はキーを使用してキャップをオープン。

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マクラーレンF1はその室内も特殊だった

そしてここからはマクラーレンF1のインテリア、そしてスイッチ類の説明。

まずは乗り込む必要がありますが、「センターシート」なので特殊な作法が必要に。

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なお、マニュアルには乗降方法がイラスト入りにて紹介されています。

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ドアオープナーは左右シートの端の方に。

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動画ではこのほか様々な「特別な作法」が紹介されており、ここでは到底紹介できないほど。

これまで仔細にわたりマクラーレンF1を紹介する動画はこれまでになく、非常に見応えのある一本となっています。

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マクラーレンF1の「取り扱い説明」動画はこちら

参照:DK Engineering TV

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