| A80スープラの人気が高すぎて、A70スープラを見てもそれがスープラだとわからない人も多いようだ |
このウェッジシェイプが懐かしい
さて、トヨタ「スープラ」の人気は世界中にて非常に高く、しかしそれは映画「ワイルド・スピード」の影響によるものと言ってよく、したがって人気なのは「80スープラのみ」とも換言できます。
そういった背景にて「スポットライトが当たらない」のが70スープラ。
A45/A50、A60に続き、北米では「3代目」スープラとなりますが、日本では「初代」スープラとして知られていますね。
販売期間は1986年から1993年ですが、280馬力版の1JZ-GTE型エンジンを搭載したモデルも存在します。
A70スープラ「レストモッド」がデジタル上で公開される
そして今回、スペイン在住のグラフィックデザイナー、そして3Dコンセプトアーティスト、Hakosan Designsが自身のインスタグラム上で公開したのが70スープラの「レストモッド」。
ただしレストモッドといってもその雰囲気は大きく変わり、フロントの一部ディティールを除くと一見して70スープラだとはわからないほどの変わりようです。
ボディにはワイドフェンダーが装着されていますが、フロントセクションはやはり70スープラの面影を残していて、ボンネット上のセンターの盛り上がり、ノーズの左右分割グリル、そしてそこへビルトインされたランプは見まごうことなき70スープラ(このあたり、デザイナー氏がいかに70スープラを愛しているかがわかる)。
ランプ類を点灯するとこんな感じ。
ちなみに1980〜1990年代のトヨタにはフロントグリルとランプを連結したデザインを持つものがいくつかあり、いわば「時代を先取りしていた」のかも。
リアセクションは大胆に変更され、ダッジ・チャージャーのようなテールランプ+センターマフラーに。
A70スープラはクリーン、そしてグラマラス
リアウイングのステーはセンター1本のみのフロート式。
リアアンダーには小ぶりなディフューザーも見えますね。
ルーフにも小さなスポイラーが装着済み。
全体的には段差やプレスラインを極力廃しており、突起物も可能な限り削減されるなどクリーンなデザインを持っているようです。
テールランプが光るとこう。
やはり1980−1990年代にはモデル名が(ELにて)発光するクルマがいくつかあり(トヨタだとカリーナED、ホンダだとプレリュードなど)、やはりそれらも今となっては「前衛的すぎた」のかもしれません。※ぼくはプレリュードのモデル名をオプション装着にて光らせていた
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参照:Hakosan Designs