| この作品が撤去された経緯、そして出品に至った経緯は謎である |
それでもこの作品の話題性、将来的な資産価値を考慮すると「手に入れる価値はある」だろう
さて、1980年代のマツダ車のドアが最大20万ドル(約3000万円)で落札される可能性があるとして話題に。
このドアはジュリアンズ・オークションがビバリーヒルズが開催する競売にて出品される予定の品ですが、ここまで高い価格で落札される可能性が囁かれているのは「バンクシーがこのドアにペイントを施したから」。
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バンクシー「クレイジーホース」はこんな作品
この作品は「クレイジーホース」と呼ばれる作品の一部であり、2013年に2台のクルマに渡って描かれたもの。
クルマのボディには群がる恐怖の人々を馬が踏みつける描写が描かれており、最初に展示されたのは同年10月9日のニューヨーク市ローワー・イースト・サイドのラドロー&スタントン。
さらにこの作品には当時電話番号も添付されていたといい、この電話番号にダイヤルすると「2007年にバグダッドで起きたアパッチヘリコプターによる空爆時に録音された(兵士たちの)会話」を聴くことができたそうですが、これは2010年にウィキリークスが「殺人の巻き添え」というタイトルで公開した空爆時の音声データなのだそう。
この会話では罪のない民間人そして子どもたちが巻き添えになることを理解した上で(人名の損失に関心を示さず)空爆を行った事実が記録されているとされ、このとき空爆を行ったアパッチヘリコプターのコールサインが作品のタイトルにもなった「クレイジーホース18」。
バンクシー「クレイジーホース」はわずか数日で撤去の憂き目に
なお、この作品はクルマのほか、クルマが置かれていた街角の建物の壁面までもがペイントされる大掛かりなものであったそうですが、わずか数日で撤去されてしまい、その際にこのドアも分解されたものと見られています(ただし詳しいことはわかっていない)。
今回の出品に際しては(出品者がどういった経緯でこの作品の”一部”を手に入れたのかは不明ではあるものの)台座、そして現場でペイントした際に飛び散ったペンキを被ったコーンも一緒に出品されることになり、コレクションとしての価値は「十分」だと言えそうですね。
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