BMW i3が納車されて、早いもので3ヶ月が経過。
ぼくにとってはじめてのEVですが、人間の順応力には目を見張るものがあり、完全にi3に慣れています。
購入前は電欠になったらどうしよう、充電に時間がかかりすぎないか、渋滞したらバッテリーが減るのでは、普段の行動半径をカバーできなかったらどうしよう、遠出するときはどうするか、充電はめんどくさいのでは、といった不安ばかりが先行していたのですが、いざ購入して乗ってみると、それらの不安はまったく的中せず、ガソリン車とほぼ相違なく(むしろ便利に)使用できています。
ぼくが一週間に走るのは350-400キロですが、充電は週に二回ペース。
もっと少なくても大丈夫っぽいですが、一度充電プラグを差し込んだまま(住宅側の)電源を入れるのを忘れたことがあり、「もしも」のことを考えて早めに充電するようにしています。
i3納車前までは充電が面倒ではないかと考えていたのですが、これは言うなればスマホの充電ケーブルをコンセントに差し込む程度で、ガソリン給油に比べて充電の回数は多いものの、手間はずっと少ない感じ。
なにより自宅で充電できるので、わざわざスタンドにゆく必要もなく、車を降りて充電ケーブルを接続し住宅側のスイッチを入れるだけなので非常に簡単。
なお、ぼくの家のガレージは「掘り込み」なのでいままでの車だとエンジンをかけたときにガレージ内に排気ガスの匂いが充満したものですが、当然i3だとそういったこともなく「クリーン」を身をもって体感可能です。
長距離移動は最大で300キロほどですが、レンジエクステンダーを作動させると問題なくその距離をクリアできます。
購入前はレンジエクステンダー「必須」と考えていましたが、ぼくの使い方だとレンジエクステンダーは不要かもしれない、と考えるほど(長距離移動の際でも、高速のSA/PAなど、どこかで必ず充電はできる)。
渋滞時に関してはむしろ電力を使用しないのでバッテリーが減ることはあまり無く、ガソリン車に比べてむしろ有利かもですね。
ただし冬場のヒーターは電力を消費すると思われ、そしてまだぼくは冬を越していないので、ここは冬場に使用してみないと評価はできません。
少し前まではバッテリー消費を恐れてかなり気を遣って運転していたのですが、最近では全く気にすること無くガソリン車と同様に運転し、かつエアコンも多用しています(無駄に使用するわけではなく、快適性を犠牲にしない範囲で使用している)。
電費は以前にUPしたとおりで、ガソリン車の燃費に換算するとリッターあたり48キロに相当するハイパフォーマンス。
これは驚きとしか言いようがなく、自動車税等あわせて年間で25-30万円ほどのコスト削減に。
i3特有の(ぼくが感じる)利点として、コンパクトであることや視界が良いこと、アイポイントも高いこと、カーボン素材があちこちに見えて視覚的満足度が高いこと、スタイリングが異質であること、等ありますが非常に満足度が高いと考えています。
EVというとある種の我慢や不便を強いられるのではと考えていましたが、実際はその逆で、より生活のための時間とお金に余裕をもたせてくれるものであり、これはちょっとガソリン車には戻れないかも、とすら思うほど。
車自体も珍しく、エコカーといえども貧乏臭さを感じさせないので、どこへ乗って行ってもまず引け目を感じることも無い、と考えています。
ほかにも気になる車は多々ありますが、今のところi3との入れ替えは考えることができず、購入するとなれば(i3に加えて)増車しか無いだろう、とぜいたくなことを考えたりもします。