Image:Honda
| 電動バクの利点はたくさんあるが、自動車(四輪)同様、普及の課題となるのは「価格」「航続距離」となりそうだ |
そしてバイクの場合はさらに電動車の割高感が(バッテリーの占める構成比が高いだけに)強くなりそう
さて、ホンダはイタリア・ミラノで開催されるEICMA 2024に向け「V3エンジン+ターボ」を発表したところですが、これは”FUN”バイクに搭載される、「バイクを楽しみ所有する満足感を高める」ための機構です。
一方でホンダは「2035年までに(グローバルで)電動バイクを30モデル投入し、2050年にカーボンニュートラルを実現する」という目標を掲げており、それに向かって様々な取り組みを行っていることでも知られます。
そして(V3ターボと)同時に発表されたのが「EV Fun Concept(イーヴィー ファン コンセプト)」、「EV Urban Concept(イーヴィー アーバン コンセプト)」という2つの電動バイク。
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ホンダ「EV Fun Concept」はこんなバイク
そこでこれら2台の電動バイクを見てみたいと思いますが、ホンダは「2025年に電動バイク分野におけるリーディングカンパニーになる」という目標を掲げており、まずEV Fun Conceptは実際に2025年に販売が予定されるホンダ初のエレクトリックスポーツバイク。
ホンダにとって2024年は電動バイクの「グローバル展開元年」、そして2026年以降を事業拡大期と位置づけており、よってこのEV Fun Conceptは非常に重要な時期に登場する、ということに。
構造としては(ホンダの電動バイクでは初の)固定式バッテリーを装備していることが特徴で、「中型排気量相当」の運動性能を想定しているようですね(見た目がけっこう重そう)。
さらにはホンダ初の「電動スポーツバイク」となりますが、ホンダはこれを「ガソリン車の代替」ではなく「ガソリン車とは全く異なるエモーショナルな体験」をもたらす乗り物として企画しており、ライダーの「モーターサイクルライフを拡張する」ものだと説明しています(大型ガソリンバイクに乗る人の日常の足となるかもしれない)。
なお、急速充電(CC2)にも対応し、一回の満充電あたりの航続距離は100kmを想定している、とのこと。
ホンダ「EV Urban Concept」はこんなバイク
そしてもうひとつのEV Urban Conceptは見ての通りのスクーター型「アーバンモビリティ」。
こちらについては発売時期や充電規格、航続距離に関する発表はなく、よって発売は「まだまだ先」なのかもしれません。
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参照:Honda