Image:Lightfoot
| このライトフットの姿は「未来的」とも「ネオレトロ」とも表現できる |
これで「太陽電池のみで日常の使用をカバーできれば」言うことナシ
さて、バイクは(4輪の)自動車に比べると参入障壁が低いためか、これまでにも様々な珍妙なモデルが発表されています。
そして今回紹介するのが「太陽電池で走る」エレクトリックスクーターで、アザーラボ(Otherlab)というスタートアップ企業が開発した「ライトフット」なるバイク。
現時点ではどこまで「実用的」なのかわからない
このアザーラボは”他の企業では思いつかないような、そして製品化しないような”新しい発想を製品化することでも知られているそうですが、同社はこのライトフットを「短距離移動に最適な太陽光発電のスクーター」「楽しく多目的に使えるマイクロモビリティデバイス」であると説明しています。
その外観は自転車と電動スクーターを組み合わせたような、そして太陽電池で構成された「カバー」を車体に被せたようなデザインを持っており、”使いやすく、実用的で、非常に魅力的な”存在だと説明されています。
このライトフットの最高速度は時速32キロにとどまるので、幹線道路などは安全上の理由や法規上の理由にて走ることが難しい場合もあると思われ、よって街なかでの使用がメインになるのかもしれません。
Image:Lightfoot
このライトフットは「家庭用電源」からも充電可能
そしてこのスクーターの中身はというと、48ボルト / 1.1 kWhのバッテリーが2つの750ワットモーターへと電力を供給し、90 Nmのトルクを発生させ、最高速こそ低いものの(おそらくはバッテリーの消耗を防ぐために制限されている)、エレクトリックモーターの発生させる強力なトルクによってほとんどの坂道を問題なく走行できるのだそう。
なお、充電は「太陽光」のみではなく家庭用電源(110V)からのも可能だといい、内蔵の600Wオンボード充電器によって90分で最大80%まで充電でき、満充電が完了した後は最大で約60㎞の7航続距離を発揮することとなるもよう。
太陽光のみでどれくらい充電でき、どれくらい走行が可能なのかはアナウンスされていませんが、走行に関しては「クリーンエナジー」を使用しゼロエミッションで走行できる可能性を秘めており、その意味では「究極のエコなモビリティ」だと考えていいかもしれませんね。
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参照」Lightfoot