
| このままでは予約した顧客も納得しないかもしれない |
さて、先日「3度めの挑戦にて」見事平均速度455.3km/hを記録し、世界最速の称号を手に入れたSSCトゥアタラ。
最初の挑戦にて時速532.7km/hを記録したと発表するも、公開した動画が疑惑を呼びネット上での騒ぎが収まらなくなることに。
その後、疑惑を解消すべくユーチューバーを招いて再挑戦を行うも404km/hしか出せず、世界最速とはほど遠い状態となっています。
さらに機会を改め、3度めの挑戦でようやく全員が納得する記録(平均速度455.3km/h)が出たのがつい先ごろ、というのがここまでの流れですね。
SSCはニュルブルクリンクにも挑戦?
そこで今回、SSC(シェルビー・スーパーカーズ)の代表、ジェロッド・シェルビー氏がMuscle Cars and Trucksに対して「ニュルブルクリンクに挑戦する可能性」を示唆。
同氏いわく「ニュルブルクリンクへのチャレンジについては、ずっと考えていた」とのことで、「最高速チャレンジの次の我々の目標となるだろう」とも語っています。
なお、ニュルブルクリンクでタイムを出すのことは想像するよりもずっと難しく、ケーニグセグOne:1のようにクラッシュを喫したり、コルベット(C7)ZR1やテスラ・モデルSプレイドのように「挑戦しながらもタイムが出ず、そのタイムを公表できなかった」例も。
ニュルブルクリンクの常連であるポルシェが「いとも簡単に」タイムを出しているため、ほかのメーカーであってもパワーを出して足回りを固めれば(一定のところまでは)なんとかなるだろうと思ってしまうものの、じっさいには「公表できるだけのタイムすら出せない」のが現実だと言えそうです。
よって、そういった無駄なリスクを避けるためかマクラーレンやフェラーリのように「ニュルブルクリンクにはチャレンジしない」メーカーもあるほどで、SSCもそういった現実をよく理解しているとも語り、「世界最速を達成したからといって、ニュルブルクリンクでもタイムを出せるとは限らない」ともコメント。
実際のところブガッティも「サーキットでの走行性能と最高速とは同居できない」とし、サーキットでは「シロンスポーツ」「シロン ピュールスポール」、最高速だと「シロン スーパースポーツ300+」というように仕様を分けるという展開を行っています。
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ブガッティは今後最高速争いを行なわず、代わりに追求するのは”コーナリング”。「一台の車の中に最高速とコーナリングとは同居できない」
| すでにブガッティが世界最速であることは誰もが承知済み。今後は別分野で違いをアピールか | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/498088316 ...
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SSCの真意は?
なお、ぼくとしては、SSCもがニュルブルクリンクに挑戦する理由としては「失地挽回」なんじゃないかとも考えています。
本来であれば「時速500キロオーバー」という圧倒的な速度で他者を圧倒するはずが「記録にケチが付いてしまい」、となると約2億円のSSCトゥアタラを「ブッチギリの高速走行性能を持つから」という理由で予約した顧客に申し訳が立たず、よってニュルブルクリンクで市販車最速タイムを記録し、それによって「世界最高速」「ニュルブルクリンク市販車最速」というダブルタイトルにてその存在感をアピールしたいのかもしれません。
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参照:Muscle Cars and Trucks