
| 4人乗れたとしても後部座席はかなり狭そうだ |
C2世代のコルベットの全幅は1768ミリしかない
さて、シボレーはコルベットをついにミドシップ化していますが、最初にミドシップ化の話が出たのは60年以上も前だとされています。
つまりはミドシップ化に要したのはなんとその60年後ということになりますが、その歴史の中では様々な”新型コルベット”の案が出た模様。
今回インスタグラムにて公開されたのはなんと「4人乗り」のコルベットのコンセプトカーで、これが公開されるのは史上初なのだそう。
このコンセプトカーを公表したのは他ならぬシボレー
なお、今回の「4人乗りコルベット」コンセプトの画像を公開したのはほかならぬゼネラル・モータース(GM)。
このコンセプトカーが制作されたのは1962年で、当時GMはフォード・サンダーバードに対抗してこのコルベットを考案した、とのこと。
撮影したのは当時のGMのチーフフォトグラファー、ウォルター・ファリンク氏だとされ、ちゃんと記録が残されていたということになりそうです。
参考までに、同じ時代のフォードは資料の管理が一部しっかりできてなかったようで、1966年に撮影されたという「マスタングのミドシップコンセプト」について、フォード自身が一般に向け「誰かこのクルマのことを知っている人がいたら教えて・・・」と問いかけたことも。
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| フォードくらいの大規模な会社になると、さすがに把握しきれない事情もあるらしい | https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/49759372651/i ...
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スプリットウィンドウはC2コルベットへと継承されることに
なお、コルベットは1954年にC1世代が登場していますが、この4人乗りコルベットが製造されたのが1962年。
そしてコルベットは1963年にC2世代へとモデルチェンジしていますが、その初年度モデルのみ、このコンセプトカー同様に左右分割された「スプリットウィンドウ」を持っています(もっとも徽章なコルベットだと言われている)。

つまり、このコンセプトカーは実現こそしなかったものの、そのデザインの一部が市販モデルに引き継がれたということになり、そしてこのスプリットウィンドウはブガッティ57SCアトランティーク(アトランティック)をモチーフにしたとも言われます。
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なぜ4人乗りコルベットが発売されなかったのかは謎のまま
今回シボレーはおよそ59年ぶりにのこのコンセプトカーを公開したということになりますが、画像に詳細は記されておらず、「なぜ市販に至らなかったのか」も語られないまま。
コルベットは「スポーツカー」、サンダーバードは「ラグジュアリークーペ」という位置づけであり、おそらくはコルベットが4人乗りバージョンを発売したとしても、そのキャラクターが曖昧になるだけで何らメリットはないと判断されたという説が有力です。
GMによる「4人乗りコルベット」の投稿はこちら
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参照:GM Design -Instagram