マツダがサブブランド立ち上げ？謎の「R」ロゴが商標申請され「何かが起きそうだ」と話題に

｜　右の赤い三角を「ロータリー」だと見る向きもあるが、それはちょっと無理やりすぎると思う　｜

わざわざ「R」を傾けているところを見るに、R以外の意味もありそうだ

さて、なぜか新型フェアレディZの掲示板に「マツダが新しいロゴの商標登録を申請した」という投稿が。

現在は商標の申請を行い審査している段階なので「商標登録」されたわけではありませんが、この申請がなされたのは6月3日、内容としては「R」を図案化したもので、読みとして「アアル」とあります。

ちなみにこの「R」というのは自動車メーカーが好んで用いる文字で、多くの場合は「レーシング（Racing）」の「R」を示すことになり、よってスポーツカーに多く用いられています。

「R」といえば？

なお、この「R」を用いたグレード（モデル）名だと日産GT-R、ホンダでは一連のType Rといったところが有名ですが、マツダにおいては過去、RX-7に最後の限定車として「スピリットR」なるモデルを設定したことも（その前にはタイプR バサーストを設定）。

こちらがそのスピリットRのロゴですが、今回申請された「R」文字と共通したところもありますね。

参考までに、FD3S世代のRX-7については当初S、X、Rというグレード展開となっていて、もっともスポーティなのは当然「R」。

もちろんこのRには「Racing」の意味があったんじゃないかと思いますが、スピリットRのロゴを見るに、ロータリーエンジンの「おにぎり」がモチーフとされており、この場合は「ロータリー」をイメージしていたのかもしれませんね。

RX-7の「R」はロータリー

上述のとおり、多くの自動車メーカーにとって「R」は「Racing」を意味するものの、マツダにとっての「R」は「ロータリー」の意味があることもまた事実で、RX-7のRは「ロータリー」、Xは「未来」を表します。

「7」については諸説あり、マツダ内での車格（マツダ”3”とか）を表す説、ラッキー7にあやかったという説も（ラッキー7説は、書籍「車名博物館」に収録されている）。

ちなみに、一部では今回新しく出願された「Rロゴ」について、右の三角が（ロータリエンジンの）ローターを表しているのではという意見もあるようですが、それは希望的観測もしくはこじつけなんじゃないかと思います（マツダは、ロータリーエンジンを表現する際、抽象的な図柄ではなく、もっと具体的で実物によく似た図柄を使用する）。

いずれにしても、なんらかのハイパフォーマンスブランドを展開？

そして今回、こういった出願を行ったことについて、「マツダが何らかのサブブランドを展開するのでは」と見る向きが多く、たしかにそれは納得できるところ。

ただ、アルファベット一文字でのブランド展開は難しく、文字列としての商標を登録できない国が大半だと思われ、かつ現在これが出願されているのは日本のみだとも報じられているので、ワールドワイドになんらかの展開を行うと判断するのは早計かもしれません。

なお、マツダはこれまでにもスーパースポーツに関連する技術的特許をいくつか登録しており、それらとあわせて「朗報」が聞かれることを心待ちにしたいと思います。

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参照：J-Plat pat, New Nissan Z Forum