>テスラ(TESLA)

テスラの5月における中国販売台数が「4月の半分になった」との報道!これを受けてテスラ株は一時大幅な下げを記録することに

2021/06/07

テスラの中国・上海ギガファクトリー

| ただし実際の販売台数については公式発表がなされておらず、事実はどうなのかわからない |

人は、見たいものだけを、自分の見たいようにしか見ない

さて、先日も「中国におけるテスラの販売が現象中」というニュースをお届けしましたが、5月の販売においてもさらに減少を続けており、4月の18,000台から5月では約半分の9,800台にまで落ち込んだ、とのこと。

なお、これは公式な数字ではなく「事情を知る人物」からの情報だとされ、しかしこれが広く報道されることでテスラの株価が大きく下がるという現象が起きています(下の画像の赤丸部分)。

_05-9.08.09

日本でもテスラの販売が値下げにより急増
2021年4月の中国ではテスラが「一人負け」。現地ではテスラに対する逆風が吹き荒れ、テスラは上海工場の拡張を凍結

| 新しく現地で改定された「消費者権利保護法」により、テスラ・モデルSの不具合に起因し、車両価格の3倍の賠償金を獲得したユーザーも登場 | アップル製品と同じく、力をつけた中国メーカー製品に「その地位 ...

続きを見る

テスラについては真偽が不明なウワサも多い

ただしその翌日には(落ち込みを取り戻すとまではゆかないまでも)テスラの株価は大きく回復を見せていて、これまでの例から見ても、テスラ株は反落後に大きく反発するということが明らかになっていて、今でも「暴落直後は買い」なのは間違いなさそうでもありますね。

加えて、テスラおよびテスラの株価については多くの人が興味を持っているということもあって様々なメディアが様々な報道を行ない、そのため報道の内容によって株価が乱高下することもしばしば。

中には事実無根のウワサもあり、すぐにそれが「ウソ」だと証明されることもありますが、先日の上海モーターショーにおける「中国人女性による、テスラに対する抗議活動」もライバルメーカーによるヤラセだったのではないかという疑惑すら持ち上がっていて、実際には何が真実かもわからない状態。

まさかの急展開!上海MSでテスラの上に乗り「米大企業と一人で戦った女性」が実はテスラのライバル会社、NIO関係者だった説
まさかの急展開!上海MSでテスラの上に乗り「米大企業と一人で戦った女性」が実はテスラのライバル会社、NIO関係者だった説。証拠が次々出てきて形勢逆転?

| しかも、かつてテスラに講義をしたほかの人々もNIOのブースで働いているようだ | さて、上海モーターショーにて、「展示されているテスラ・モデル3の上に女性が登り、テスラをさんざん批判する」という珍 ...

続きを見る

テスラ・モデル3、モデルS、モデルX

実際にテスラの販売は落ち込んでいる?

なお、「5月の中国におけるテスラの販売が半減」説においては上述の通り公式発表ではなく、よってその真偽は不明。

中にはさもイーロン・マスク氏が語ったかのように報じているメディアもあるものの、逆に「5月のテスラの販売は大幅に回復している」という報道も。

ただ、ぼくとしては現在テスラの中国販売が伸びる理由は乏しいとも考えていて、それは「政府関連施設でのテスラ車の出入り禁止」「ライバルの台頭」「抗議活動の影響」といったことがあまりに多く報道されているためで、仮にその影響が一時的であろうとも、仮に虚偽であろうとも、多くの人は事実とは関係なく「自分が信じたいものを信じる」「自分が見たいものを、見たいように見る」傾向があり、そしてその情報がネガティブであればあるほど人はそれを信じることになるから(他人の不幸を喜ぶ人が多い)、よってその情報がさらに拡散されることになるわけです※テスラに関しては、「生産遅れ」のウワサが、いつまでたっても事実とは関係なく広く信じられ、それが株価低迷を招いていた

テスラ・サイバートラック
テスラ・サイバートラックの予約が100万台(2020年のテスラ総販売台数の倍)を超えた模様。「枠」の確保のために一人で数百台注文した人もいるようだ

| 数々のライバルが登場すれど、やはりサイバートラックの人気は圧倒的 | サイバートラックはパフォーマンス面においてもライバルを圧倒しそうだ さて、テスラ・サイバートラックの予約が「100万台を超えて ...

続きを見る

参照:The Information, Electrek

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->テスラ(TESLA)
-, , , , ,