テスラ・サイバートラックの予約が100万台（2020年のテスラ総販売台数の倍）を超えた模様。「枠」の確保のために一人で数百台注文した人もいるようだ

｜　数々のライバルが登場すれど、やはりサイバートラックの人気は圧倒的　｜

サイバートラックはパフォーマンス面においてもライバルを圧倒しそうだ

さて、テスラ・サイバートラックの予約が「100万台を超えている」という報道。

ただしこれはテスラが公的に発表したものではなく、カナダのドライブ・テスラ社が予約追跡システムによって集計したものであり、厳密な数字ではない、ということも補足されています。

ただ、テスラは2020年2月に「サイバートラックの予約台数が53万台を超えた」とアナウンスしており、そこから予約が増え続けたということを考慮すると「100万台という数字も現実的」なのかもしれません。※参考までに、2020年にテスラが全世界で販売した車輌の合計は50万台

ただし一人で数百台の注文を入れるツワモノも

なお、サイバートラックは当初「争奪戦」になるものと予想され、そういった熾烈な競争を制するため、一部には「数百台（中には600台の予約を入れた人も）」という予約を入れた人も。

もちろんこういった人は実際に数百台の納車を受けるわけではなく、テスラが予約を受付けた時点でキャンセルを入れ、本当に必要な「1台のみ」の代金を支払うことになりそうです。

サイバートラックは早ければ今年にも生産開始

そしてこのサイバートラックですが、テスラによると「早ければ今年にも生産開始」。

製造を行なうのはテキサスに建設中のギガファクトリーとなり、サイバートラックの生産時期は「工場の稼働時に依存」することになりそうです。

ちなみに北米ではサイバートラックのライバルと言えるモデルも登場しており、リヴィアンR1TやフォードF-150ライトニングもそういった”有力な”ライバルの一部。

これらについてはほぼ同時期に発売（R1T）と発表（F-150ライトニング）を行っており、テスラもそれを警戒してか、これらの発売・発表の前日あたりに（サイバートラックを予約した）顧客に対して「そろそろサイバートラックの生産が始まる」と連絡した模様。

もちろんサイバートラック予約者の中にはこういったライバルに流れる人も多いのかもしれませんね。

実際にこの姿にて市販される？

なお、サイバートラック最大の特徴はやはりその「デザイン」。

ただし一部地域ではサイバートラックをそのまま発売すると（法規上）登録できない地域があり、テスラはこの問題を解決する必要がありそうです。

実際には歩行者に対する安全性の配慮、ヘッドライトの照射範囲など様々な問題があり、しかしイーロン・マスクCEOは「市販モデルのサイバートラックは、発表時のコンセプトモデルよりも格好良くなる」とも自信を見せており、市販時のデザインに注目したいところですね。

参考までに、サイバートラックのトップレンジにはトライ（3）モーターが搭載され、0−100キロ加速は2.9秒、一回の満充電あたりの走行距離は805キロに達するとアナウンスされているので、性能面でも「発表通り」であれば、とんでもないクルマが誕生するということになるのかも。

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