| もともとテスラ・モデルSプレッドは相当なポテンシャルを持つと考えられていたが |
おそらくポルシェも黙っていないだろう
さて、テスラが公式に「モデルSプレッドがニュルブルクリンクにおける市販EV最速のラップタイムを記録した」と発表。
テスラによるとドライバーはアンドレアス・シモンセン(ニコ・ロズベルグではなかった・・・)、コースは20.8キロ(長い方)のレイアウト、そのタイムは7分35秒579、最高速度は279km/h、平均速度は166.32km/h。※T13の終わりから計測する20.6キロのレイアウトだと7分30秒909
イーロン・マスクCEOいわく「完全に無改造のノーマル」だとしており、これまでポルシェ・タイカンが持っていた7分42秒という「EV最速」記録を破ったということになりますね。
なお、テスラはしばらく前にもモデルSプレッドをニュルブルクリンクに持ち込んでテストを行っており、しかしその場合はタイムが出なかったのか結局なにも発表がなく、しかし今回晴れて「EV最速タイム」の記録樹立ということになりそうです(本来は、もっと速いタイムを期待していたのだと思う)。
7分30〜7分35秒は総合だとどれくらいのポジション?
そこでこの7分30秒(20.6キロ)と7分35秒(20.8キロ)というタイムがどのくらいかということですが、7分30秒だとおおよそ総合で60位くらい。
何だ60位か・・・となりそうですが、その周辺は現行モデルのBMWM4コンペティション、997型のポルシェ911GT2 RSなどがいるあたりなので「かなり速い」ということになります。
さらにはFF最速である(シビック・タイプRよりも速い)ルノー・メガーヌRSトロフィーの7分40秒はもちろんコンパクトカー最速のアウディRS3(7分40秒)よりも速いタイムです。
これは重量が重いEV、かつ4ドアとしては異例のタイムだと考えてよく、「常識を超えた速さ」だということになりますね。
ニュルブルクリンクの4ドア最速は?
なお、4ドア最速というところに焦点を当てると、「反則」に近いジャガーXE SVプロジェクト8だと7分18,それを除くと最も速いのはメルセデスAMG GT 63Sの7分23秒。
それに次ぐのはポルシェ・パナメーラ・ターボは7分29秒、アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオは7分32秒,BMW M5コンペティションは7分35秒なので、これを見てもやはり「テスラ・モデルSプレッドは相当に速い」ということがわかります。
なお、イーロン・マスク氏はツイッターにて、このEVの次のステップとして、"エアロ面を追加したモディファイドプレイド、カーボンブレーキ&サーキット用タイヤ"でのアタックを検討していることをを発表しており、このチャレンジにも期待がかかります。
Tesla Model S Plaid just set official world speed record for a production electric car at Nurburgring. Completely unmodified, directly from factory. pic.twitter.com/AaiFtfW5Ht
— Elon Musk (@elonmusk) September 9, 2021
テスラ・モデルSがニュルブルクリンクにて「EV最速」を記録する動画はこちら
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参照:TESLA